離婚まで172日

浮気が発覚してからしばらくは、
彼もおとなしくしていたと思う。

私もしばらくは塩対応だったけど、
日常に流されてだんだんと緩やかになり、
一緒に食事に行ったり、旅行を楽しんだりした。

ただもちろん、そんな簡単に傷は癒えるわけでもなく、
「終わったこと」として、
彼を責めないようにするのが精一杯だった。

それから数ヶ月経った頃だと思う。
私の中で「何かがおかしい」と感じたのだ。

彼の、私に対する扱いが雑になってきたのが、
ひとつのサインだったと思う。

言葉の端々に、
「誰かと比べられてる？」と思うこともあった。

スマホの管理は厳重になっていて、
以前のようにアンロックになってることはほとんどなかった。
彼も学んだんだな、と思わず苦笑した。

けれど、こういう時の女のカンは絶対だ。
そして、その通りだった。

ー今日の教訓ー
神様がくれた第六感は、諸刃の剣。自分も苦しむ時がある。