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海野まなみ
2022年5月18日 17:14
彼が隔週で「誰か」と会っているのは分かった。その相手も、SNSで見当もついた。彼が「誰か」と会った日の帰りはいつも20時頃。何にしても中途半端な時間だな。もちろん、その気になればやれることはやれるけど。それに、前回の浮気と違って「イヤな感じ」がしない。言葉にするのは難しいけど、セクシャルな関係はないような気もする。彼の態度や服装を見ても、なんとなくわかるものだ。何よ
2022年5月17日 17:30
彼が隔週で「誰か」と会っている。男の浮気がバレやすいのは、いつもと違う行動をするからだ。その微妙な違和感を、女はすぐにキャッチする。スケジュール帳にあった名前をSNSで検索する。彼のフォロワーに同じ姓名を見つけた。ざっとその人のプロフィールや、ポスト内容を確認する。あ、なるほどな。多分、この人だ。投稿内容に不審なところはなかったけど、住んでいるところが聞き覚えの
2022年5月16日 17:33
テレワークが定着し、彼はほとんど家で仕事をするようになった。しかし、特定のある曜日だけ、外出する。最初は会社へ出勤しているのかな、と思った。けれど、すでにオフィス自体がなくなったはずだ。では、彼はどこへ行っているのか?まさかまた浮気なの?このタイミングで?机の上に置いてある彼のスケジュール帳をこっそりみてみる。2週間おきに「誰か」と会っているのは間違いなかった。
2022年5月15日 19:12
彼からはたくさんのモラハラを受けてきたけど、私が我慢できなかったのは、「私の話を最後まで聞かない」ことだ。まだ話の途中なのに、「もうわかった」と言って、一方的に話を遮ってしまう。挙げ句の果てに「俺の質問にだけ答えてくれればいい」と言って、私の意見など聞こうともしなかった。これはもの凄いストレスだった。同じことを自分がされれば烈火のごとく怒るくせに、私には
2022年5月14日 21:04
自己愛性パーソナリティ障害の特徴のひとつとして、「長期的な人間関係が築けない」のだという。特に、家族やパートナーに対しては、自分に対して完全な降伏、100%の肯定、絶対的な味方になることを要求する。相手は疲弊して逃げるか、奴隷と化すか、どちらかになる。そういえば、彼の地元の友だちの話や、学生時代の友人の話は聞いたことがない。ほとんどが、彼が起業して、それなりに成
2022年5月13日 18:15
私はもう、離婚には完全同意しているけれど、気に食わないのは、彼が「本当の離婚理由」に向き合わないことだ。彼は、「離婚は悪いことじゃない」「これは前向きな選択だ」「そもそも俺は結婚に向いてないからしょうがない」・・・そうじゃないだろ!浮気、モラハラ、言葉のDV。度重なるルール違反。思いやりの欠如、義務と責任の放棄。どうしてその原因をちゃんと見ないのか!原因
2022年5月12日 17:09
彼が離婚を前倒ししたいと言い出した。全ての手続きがクリアになった後なら、もう構わない。けれど、まだ慰謝料の問題も曖昧だ。彼の会社の書類にも、まだ一部、私の名前が残っている。借入金の保証人にもなっているのに!彼はどんな状態でも「1年後」の期限は延ばさないようだ。もし手続きが間に合わなかったら、すでに離婚しているのに、私は借金を背負うままになったり、満足な慰謝料ももらえ
2022年5月11日 17:33
不意に彼が言った。「4ヶ月後に離婚する約束だけど、できればもっと早く離婚したい」私ももう限界だと思っていたから、それに了承した。ただし、「引き継ぎや、名義書換えなどが全部済んでからにして」これは、自分を守るために当然のことだ。「細かい手続きは離婚後でもいいんじゃないの?」「それは絶対だめ。離婚したら、もうあなたとは連絡取らないから」「何で?離婚後だって連絡取ることあ
2022年5月10日 17:29
前回のケンカの時、彼はよくこのセリフを言った。「俺なりに努力した」「俺なりに我慢した」「俺なりにマナミを大事にしてきた」俺なりに俺なりに俺なりに・・・努力や我慢は、個人の器の問題だから、まだ理解できる。けれど「俺なりにマナミを大事にしてきた」というのは何のことを言っているのだろう。浮気・モラハラ・言葉のDVなど、私が嫌がることを散々してきてたのに。悪いけど、
2022年5月9日 17:34
実は、彼がサイコパスなことも、自己愛性パーソナリティ障害だということも、随分前から気がついていた。このブログの最初の方にも、何度か投稿したことがある。でもその当時は、まだ離婚をしたくなかったから、軽く考えていたのだと思う。けれど日を重ねて、たくさんの情報を取り入れ、いろんな人のアドバイスを聞いた結果、このタイミングでスルッと腑に落ちたのだ。そして、人間は忘れる動物だ
2022年5月8日 18:37
自己愛性パーソナリティ障害のことを調べていて、絶望した一文がある。「あなたはハラスメント行為を受けながらも今まで一生懸命やってきたので、 自ら関係を切り離すことができず、共依存になることがあります」「また、相手のどうしようもなさに途方に暮れ、 こんな人とずっと一緒に生きてきた、 この先も生きていかなければならないことに絶望します」「彼らは、自分のパートナーには笑顔や穏や
2022年5月7日 17:05
さらに彼は「自己愛性パーソナリティ障害」だと思う。サイコパスの要素より、こちらの方が強い。彼は病的に、自己愛が強い。ナルシストな部分も多く、自分のことが一番可愛く、自分に甘く、自分の快感や楽しさを一番に優先する。それを邪魔する人は、徹底的に排除するのだ。専門書によると、「自分のプライドを保つため、パートナーをモノのように扱い、 傷つけていることに対する罪悪感が薄い」
2022年5月6日 17:15
「サイコパス」と聞くと、猟奇的な殺人者を思い浮かぶけど、罪を犯さない、普通の人でも多いという。サイコパスは表面上は口達者で、結果至上主義者が多い。他人を踏み台にしたり、騙すことにも躊躇しない。そのため、経営者や医者など社会的地位の高い人にもサイコパスな人は多いと言われている。全てが彼に当てはまって怖いくらいだ。そしてサイコパスは「治療ができない」という。自分に罪の意識が
2022年5月5日 17:25
彼は昔から、気まぐれに見せる優しさや気遣いがある。けれどそれは相手をコントロールさせるための一つ。飴とムチの使い分けのようなものなのだ。こちらとしては、さっきまでケンカしていたのに急に優しくされるとなんだか居心地が悪くなる。私も悪かったかな、と思わず反省してしまう。けれど、それが彼の手なのだ。自分は反省など一切していない。相手だけを反省させるのだ。そもそも自分は