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海野まなみ
2021年9月30日 20:25
彼は出張中。ひとりになってホッとしていたのも束の間、家がとても広く感じる。2人で一緒にいても冷ややかな空間だったのに、ひとりになると急に心細くなった。ご飯を作って1人で食べる。ラクだな、と思う反面、やっぱり寂しいとも思う。夜はお酒を飲んでみる。離婚を切り出されて2週間。初めて泣いた。ー今日の教訓ー泣ける時に泣いておく。
2021年9月28日 20:12
彼はもともとモラハラ気質のある人だ。結婚前は、強引なところも魅力に思えたが、しばらく経つと、それが単なるワガママで自己中心的なのだとわかった。彼の言葉は常に一人称だ。 俺が食べたいんだ! 俺はやりたいんだ! 俺が行きたいんだ! そこには、私の存在がない。 彼の脳に「We」の考え方はなかった。彼は転勤のある仕事だったから、その度に言われた。「俺は引っ越すから」え?私
2021年9月27日 20:28
過去、夫は浮気をした。あの時に、離婚をしておけば良かったと、今なら思う。当時はメンタルがやられ、離婚話を進める気力がなかったから、つい彼を許し、再構築の道を選んでしまった。今でも彼を許したわけじゃないし、ましてや忘れたことなんて一度もない。日々、できるだけ思い出さないように努力していただけだ。この先、離婚してもしなくても、私はこの過去を一生引きずって生きていくのだろう。テレ
2021年9月26日 20:16
一緒に音楽番組を見ていた時、めずらしく彼が私に話しかけた。「このバンド、もう賞味期限切れてるよな。 人気も実力も絶頂期に解散してれば良かったのに。 俺たちの結婚生活と同じだよな」アーティストと結婚生活を同じレベルで語るなんて馬鹿じゃないの?長く活躍しているバンドだってたくさんいるじゃない。アルフィーだって、サザンだって、まだ第一線で活躍してるじゃない。と、言いたかったけど、我
2021年9月25日 19:58
あれからずっと家庭は冷え切っている。私がここにはすでに存在しないかのように、彼は毎日、zoomで誰かと話し、笑い、楽しそうにしている。「無視」はモラハラのひとつだ。目の前にいるのに存在を否定され、発言を奪われ、感情を出すことすら、封印させられる。 無視は人権侵害で、1番卑怯なやり方だと思う。それでもここでもし、私が文句を言ったら?多分、彼はこう言うだろう。「俺といるの
2021年9月24日 20:13
ひとくちに離婚、と言っても、その仕方には4種類ある。夫婦で話し合いをして、条件面で合意できれば、そのまま届出を出す「協議離婚」。家庭裁判所に出向き、調停委員を巻き込みながら、長期戦で臨むのが「調停離婚」。調停が成立しなかった時、家庭裁判所に判断してもらうのが「審判離婚」。最後は、訴訟を起こし法廷で争う「裁判離婚」だ。彼の性格上、2人で話し合って、お互いが納得する結論を出
2021年9月23日 20:05
離婚話が出たのは、実はこれが初めてではない。彼は我慢が効かない人だから、自分のストレスが溜まったとき、「俺は結婚に向いてない。 離婚して自由になりたい」と言い出していた。いつも感情的で安直な考えで、とにかく私を排除すれば、人生が好転すると思っていたようだった。一度、友人に言われたことがある。「マナミの旦那は、マナミのこと、舐めてるよね」その通りだと思った。私はずっと
2021年9月22日 19:46
もう事態は走り出しているのだから、こんなことを考えるのは無意味なのかもしれない。・・・私は、今も彼を愛しているのだろうか。もちろん愛していた。だから結婚したし、結婚生活も続けられた。楽しいこともたくさんあったし、助けられたことも。2人とも旅行が好きだったので、海外にもたくさん行った。その旅費はもちろん、生活費のほとんどは、彼が出してくれていた。それはやっぱりありがたいことだっ
2021年9月21日 19:53
私はもう離婚したいのか、しなくないのか、分からなくなってきた。自己憐憫に浸っているうちに1週間経ってしまった。前へ進もうと思っても、なかなか頭が切り替わらない。傷ついた心に向き合うのは辛い。だから現実逃避してしまった。後回しにしてしまった。いいかげん、自分に甘えるのはやめよう。<離婚するメリット>・彼からのモラハラから逃げられる・彼の機嫌を気にすることなく生活ができる・彼から
2021年9月20日 19:54
「離婚を1年後にしてあげたのは、俺の優しさだ」そうかもしれない。この1年で、自分の身の振り方を考えろということだ。なんでこうも一方的に言われるのか、悔しいし、悲しいし、情けない。今回は先手を打たれたことで、立場も弱くなっている。そうは言っても、過去に何度も離婚を考えていたから、私なりに調べてある。彼は過去に浮気をしたから、慰謝料は多少増額できるだろう。DVはないけど、モラハラ
2021年9月19日 20:00
コロナ禍で彼がリモートワークになったのは、大きい原因のひとつだ。手洗いなどにうるさい私を、どんどん疎ましがっていた。相次ぐ緊急事態宣言やマン防で、イベントや飲み会は軒並み潰れ、そのストレスは、真っ直ぐ私に向けられた。「俺は人生を楽しみたいんだよ!」わかるよ、私もそうだもん。でも、今は我慢の時なんだよ。みんな、同じだよ。「お前と一緒にいると息が詰まる」わかるよ、私もそう
2021年9月16日 20:05
昨日、夫から1年後に離婚することを宣言された。一方的に。最初は「お前が言うな!」という感情だ。だって私の方がずっと考えていたから。暴言吐かれたり、逆ギレされたり、モラハラもたくさんあった。でも我慢した。浮気をされたこともあった。それも許した。何度も何度も離婚を考えてたのは私の方なのに。なんでアンタが先に言うの?先手を取られた悔しさと、怒り、そして悲しみ。私がどれだけ
2021年9月17日 19:54
まだ心は千々に乱れている。まだ自分のこととは思えず、どこか他人事だ。しかし一昨日の離婚話はひどかった。一方的な宣言で、一切の反論を許さず、何を言っても否定・拒否された。理由を尋ねれば、私の悪いところをあげつらえ、最後はほとんどイチャモンだ。それでも私はさらに彼に詰め寄ってしまった。どうして?どうして?どうして?私が抗えば抗うほど、彼はヒートアップして、私を傷つけ、貶め
2021年9月18日 20:24
家の中は静かで暗い。重苦しくて逃げ出したくなる。パート仕事だけが唯一の息抜きで気分転換だ。こんなこと、まだ親にも友達にも言えない。本当はずっと離婚しようと思っていた。いつか私の方から切り出して、彼をギャフンと言わせようと思っていた。それなのに。日常に流されて、自分の人生について真剣に考えなかった。嫌な目に会うたびに、いつか、いつか、と考えて、心の中で彼を罵倒するだけ