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変わるタイミング

こんにちは。
介護者お悩みカウンセラー、海音です。

またしても、少し間が空いての投稿。
みなさん変わらずにお元気でしょうか?

今回は、最近のお話を少しだけ。

実は最近、高次脳機能障害の家族の、リハビリの方法を変えようという話が出ました。

今まで5年間、訪問リハビリでしたが、通所に変えてみよう、という話に。本人が心から希望しているわけではなく、あまり乗り気ではありませんが……。

リハビリと一口に言っても、内容は様々です。
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)と誰がかかわるのかはもちろん、訪問か通所、半日なのか一日なのかなど、通い方によってもさまざま。

その中から、自分に合ったスタイルを決めていく。

……ことが自分でできる場合はいいのですが、我が家の高次脳機能障害の家族の場合、意欲低下と記憶力低下で、自分で決めるのが難しい。
記憶分野が壊滅的なダメージを受け、前回と違うことを希望するとか、そんなこと言ってないとか。

あれやこれやで振り回されるので、こちらも疲れてしまいます。ましてや、本人ではないので、本人とどれくらい環境が合うかも想像できない。

うーん、悩ましいですね。

ほかの家族の意見としては、就労型支援に、という希望もあったのですが、医師の診断や現状を見るに難しそう。

そもそも、高次脳機能障害は症状が多岐にわたりすぎて説明も難しい
なので、ほかの認知症や身体・精神障害など方よりも情報が少ないんです。

「うちは高次脳機能障害の方も働いてますよ」と言われたとします。
でも、その人の症状は程度でいえば軽いかもしれない。家族は症状の程度で判断すると重いなので、「そういう方はちょっと……」と言われるかもしれない。

それに、本人の自覚が、一番の厄介ポイント。
同じ高次脳機能障害の方々が集まるところへ行っても、「なんで自分はここにいるんだ」「自分より症状が重い人が多い」というのですが、実際はそんなこともなく。

何度も言いますが、高次脳機能障害の程度は、単純に比べることはできません。けれど、同じ高次脳機能障害である本人が「自分はマシ、ここは必要ない」なんて思うので、さぁ大変。

本人の自覚と現実、それから、サービス情報の入手困難さ。

この2つが相まって、意外と新しいサービスを探すのも大変。
サービスを変えると、また自宅のチェックなど1からやり直しなのでそこも体力勝負。

もっと手軽に、気楽に、介護サービスの情報を入手や利用できたらいいのにな、とも思ってしまいます。

半端な等級だったり、半端な年齢なのがいけない、と言われることもありますが、好きで選んだわけではありません。

個人的な意見ですが、高次脳機能障害は誰だって、いつだってなる可能性がある。若い人でも、中年でも、高齢者でも、タイミングは選べません症状の重さだって選べないんです。
それなら、全世代向けに、大体の症状別に合わせた、高次脳機能障害の人向けサービスや情報があってもいいと思うのです。

家族のような高次脳機能障害で、宙ぶらりんな思いを感じている人たちに、自分ができることは何なのか。

改めて、考えるタイミングでもありました。

長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。
今日は横浜の開港記念日。
いつの間にか、Y150のイベントから13年も経っていたようです。
横浜の18区をキャラ化したYocco18というかわいい子たちもいるそうで。
時がたつのは、早いですね……

介護者お悩みカウンセラーの、海音でした。


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