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台湾で現金を下ろすのに1時間半かかった話

台湾は以外と「現金社会」

皆さんは海外キャッシュサービスを使ったことはありますか?
私は現在、台湾に一時的に滞在しているため、この間に始めて海外キャッシュサービスというものを使いました。

台湾は自分が想像していたよりもはるかに現金社会で、クレジットカードや電子決済が使える店はあれど、現金でしか払えない店も多いです。

特に、海外からの旅行者・訪問者の場合は、そもそも台湾で使われている電子決済アプリなんて入ってないので必然的にカードか現金になります。

台湾では LINEPay がカースト最上位

ちなみに、台湾にきて驚いたのが、電子決済界隈のカースト最上位が LINEPay だったことです。
LINEPay 自体の存在はもちろん知っていたものの、LINE スタンプや友達へのLINE ギフトを買うときくらいにしか使ったことがありませんでした。
そういった使い方しかしないのが自分だけではないからか、日本での LINEPay は来年の 4 月にサービスを終了するみたいですね。

海外キャッシングに1時間半かかった話…

話がそれましたが、そんなこんなで現金がどうしても必要になり(来るときに 2 万円分しか台湾ドルに替えなかった)、海外で初めて海外キャッシングなるものを使いました。

台湾でのキャッシングは、手数料が無料な「國泰世華銀行」が良いとネットで知り、ちょうど近くのコンビニに國泰世華銀行の ATM があったので台湾人の友達数人と初めての海外キャッシングに挑戦しました。

案外操作は簡単で、下の記事を見ながら操作をしていたところ、難なく引き出し画面まできました。

「さあ、お金を取り出そう」
と思ったところ、いつまで経っても現金の取り出し口が開かない…

(台湾では、日本、とりわけ私がいつも使っているゆうちょ銀行とは違い、カードを抜いた後に現金を取り出せるのです。)

それに、画面上には謎のカウントが…

なんでだろう?と思って、取り出せるようになっていたカードを引き抜こうとしても、思ったより固くて取れない(実は、この時もっと力を入れて抜けばよかった)。

そんなこんなでずっと「???」という状態で操作を渋っていたところ、
画面上に出ていたカウントが 0 になりカードが機械に吸い込まれてしまいました…

吸い込まれたカードは銀行に連絡しないと取り出せない

焦った自分は友達に助けを求め、レジの店員さんにどうすればいいか尋ねてもらいました。

すると、店員さんには、
「自分たちはその ATM をどうすることもできないから、ATM の隣についている受話器で銀行に直接連絡するしかない
と言われ、友達に頼んで連絡をしてもらいました。

海外で発行されたカードの場合、個人の証明が面倒だったり、当時の状況を説明することにてこずったり、そもそも銀行が電話に出てくれなかったりで 4,50 分くらいかけてやっとカードを取り出しに切れくれることになりました

ですが、ATM からカードを取り出すには、電話番号やパスポートなど身分や自分自身を証明できるものが必要だと言われ、自分の台湾の電話番号を確認する方法が分からなかったので渋々パスポートの番号を伝えました。

幸い、パスポートの写しがスマホに入っていてすぐ伝えられたのは良いものの、一度家にパスポートの原本を取りに行く必要があったので往復 30 分くらいかけて取りに戻ることに…

家から戻った後、やっとセキュリティが到着し、ATM の開錠と身分証明をしてやっとカードを取り出すことができました…

その間、実に約 1 時間半… 

あの瞬間にクレジットカードを引き抜きそびれただけで NT$4000(だいたい 2 万円くらい)を引き出すために 90 分も費やしました…

同じような状況の人がいなかったのかなと思い調べてみると、出てくる出てくる…

同じくカードを吸い込まれた(もしくは注意喚起してくれている)人たち

セキュリティ上ありがたいけど、恐怖でしかない

セキュリティ上ありがたい処置だし、それが一番安全なのはわかるのだけど、場合によっては次の日の朝までクレジットカードが没収されかねないと知って、震えました…(自分が調べた限り、多くの人はその場ですぐ取り出すことはできなかったっぽい)

自分の場合、たまたま台湾人の友達と来ていて、たまたまセキュリティの人が来れる時間帯だったからいいものの、これが一人だったらと思うと恐怖でしかないです。

お金がないから海外キャッシングサービスを使いに来ているのに、その上クレジットカードまで没収されたらおしまいですから…🫠

1 時間半もの間、嫌な顔せず自分のために対応したり待っていたりしてくれた友達には感謝してもしきれないです… 本当にありがとう…🙇‍♂️

カードが吸い込まれても取り出せるから安心して!

一度は恐怖したわけですが、最終的には幸運なことに 1 時間半で取り出すことができました。

状況によっては1日以上かかることもあるようなので、自分はどちらかというとラッキーな方だったと思います。

ただ、一つだけ言えるのは、クレジットカードは取り出せるから安心して!ということです。

現地の人がいなくても、今なら翻訳アプリで何とかなると思うので、焦らずに対応するのが一番ですね。

これを読んだ皆さんも、海外キャッシングを使用する際には、クレジットカードの吸い込まれにお気をつけて!
(たぶんこの記事を読んでいるということはもう"事後"な可能性が高いですが…笑)

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