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自分の学びを発信して得られる3つのメリット

現在は「学びの時代」と言われます。

しかし、忙しい日常の中で学び続けることはとても大変です。学んでも、それが結果に結びつかないと、続けることはとても難しいです。

このnoteでは、人生100年時代に学び続けるため、自分の学びを「発信」することの3つのメリットについて、お伝えしたいと思います。

なぜ、学ぼうと思ったのか?

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出発点は、会社で挫折を味わい、自分の将来に恐怖を覚えたことがキッカケです。

人生100年時代といわれる中、

給料は頭打ちになり、今後下がっていくのでは・・・
この会社ではもうキャリアアップは望めないのでは・・・
働く背中を自信を持って子どもに見せられるのか・・・

という恐怖。

とくに、

息子に、イキイキと働いている姿を見せたい
情けない姿は見せたくない

と、強く思いました。

人生100年時代は、活躍できる場所が増やせる時代です。
自分が生きた足跡を世の中に残すためにも、会社の中の限られた場所でしか通用しないスキルではなく、市場で認められる価値を身につけたい

そんな思いから、当時関心のあった「働き方改革」、「イノベーション」や「新規事業」と名のつくセミナー、イベントに数多く参加しました。
おそらく2018年の1年間で30回くらい参加したと思います。

そこではたくさんの刺激的な情報や人に出会い、多くのことを「学び」ました。
ただ、その「学び」を成果として活かせている実感がわかなかった。
学んだことを、人にうまく伝えられない。

「自分の思いを人に伝え、巻き込む力を身につけたい」

そんな思いから、コミュニティへの参加やTwitterやnoteでの発信をはじめました。

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発信を始めたときの悩み

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最初にはじめたのはTwitterでしたが、そこには自分の専門性を活かして発信しているすごい人たちがたくさんいました。

仕事の肩書を使わず、素の自分で発信する

というマイルールを決めていましたが、Twitterという仮想世界では現実世界の武器は使えず、

・何を発信すればいいのか・・・
・何を武器に戦うのか、どうやって武器を見つければいいのか?

が大きな悩みでした。

その悩みを解決してくれたのが「コミュニティ」です。

・Nサロン
・ファイナンスラボ(会計クイズ)

という「心理的安全性の高いコミュニティに入ったこと」が、発信についての悩みを解決するキッカケになりました。

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Nサロン

Nサロンは、「発信することの心理的な壁を限りなく下げられるコミュニティ」です。

・最初は「自分のため」でOK
(6割は自分、4割読者くらいの感覚)
・Twitterやnoteをメモ代わりに使ってもOK
「伝えたい気持ちが自然と湧き出たとき」に書けばOK
・noteは褒める文化。Nサロンにも書き手をほめるしかけがいっぱい

Nサロンに入る前はTwitterでの発信にすら四苦八苦し、noteを書くことなんて想像もできませんでしたが、

・45本もnoteを書くことができました
・2万回も誰かに読んでもらいました
・700回以上もスキしてもらいました

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ファイナンスラボ(会計クイズ)

ファイナンスラボは、

・会計のことを初心者でも楽しく学ぶことができる
・会計とビジネスを結びつけられるようになる

コミュニティです。
「毎週出題されるクイズを考えて発信」することによって、

・情報が不十分な状況下でも、手持ちの情報だけで推測する力
・自分の考えを論理的に伝える力
・クイズを解く(仮説を立てる)→答え合わせ(検証する)により、会計とビジネスをつなげる力
・他者とのコミュニケーションを通じ、考えを発展させる力

を身につけることができます。

コミュニティの中には、会計士、投資家、VCに加え、幅広い業種の方がおられます。
そうした方の「回答の根拠」を見たり、一緒に「企業価値を高める施策」を考えたりすることは、自分の引き出しを増やすのにとても役立っています。

発信をはじめて得られた3つのメリット

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Nサロンとファイナンスラボというコミュニティで学んだことについて発信していると、3つのメリットがありました。

①自分ブランドができる

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Twitterやnoteで発信を積み重ねていくと、「自分ブランド」ができます。

発信を始めたばかりのとき、自分の武器、自分のコア・バリューがなにかがわかりませんでした。
そういったことを考えるセミナーや、ワークショップに参加していても、なんとなくしっくりきませんでしたが、Twitterやnoteで発信を続けていくうちに、

「つなげることがスキ」

なことに気づきました。
(対話による内省より、積極的にアウトプットした方が、コア・バリューに気づきやすい)

その一つが新聞部です。
新聞のスクラム読みという行為を通じ、

・記事と記事をつなげる
だけでなく、
・新聞を通じて人と人をつなげる

ことに魅力のあるNサロン発の活動です。
その活動内容を発信していくうちに、「スクラム読みのひと」という自分ブランドができました。

②出会う、つながる

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コミュニティの中には色々な人がいます。
自分の興味・関心があることについて発信しつづけていると、誰かが拾って、つなげてくれる可能性があります。

たとえば、パン・フォー・ユーという会社の「ビジネスモデル図解」を発信をしていたら、Nサロンのメンバーの一人がその会社の人と知り合いで、なんと、その会社の人の前で「ビジネスモデル図解」をプレゼンする機会を得ることができました。

このように、発信したアウトプットは自分の名刺代わりとなり、自分の知らないところで、誰かと出会い、つながるキッカケをつくってくれます。

③広がる

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自分では「なんでもない」と思っていることが、誰かにとっては価値のあることだったりします。

これまでの経験や、会計クイズ、働き方改革で学んだことを発信していたところ、「ビジネスや数字に強い人」ということで、TONJIRUSTANDという複業スタートアップを始めたNサロンの仲間の目にとまり、メンバーの一員としてスタートアップの起ち上げに関わることになりました。現在、事業計画の作成を中心に取り組んでいます。

こうした広がりが得られたのも、発信を続けていたからこそです。

まとめ

アメリカ国立訓練研究所の研究によると、セミナーに出たり、本を読むというった学習だけだと、90%のことは忘れてしまうといいます。
一方、発信したり、手を動かしたり、人に教えることで、学んだことが定着しやすくなるといいます。(アクティブ・ラーニングといいます)

数値(定着率)には根拠が薄いという指摘もあるようですが、インプットだけでなく、アウトプットと組み合わせることで学びの効果が高まるという点については、信憑性があると思います。
何より、アウトプットするとそれが成果として残るため、自分の成長が実感できて楽しいです。

学び続けること、そして学びの効果を最大化させるのは、学びという行為を「楽しむ」ことなのではないでしょうか。

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学ぶことを楽しみ、それを発信していると、それが誰かの目に止まり、自分でも思っても見なかったような展開につなげていけるチャンスが生まれます。
会計クイズのイベントでの出題や、セミナーへの登壇など、上に書いた3つ以外にも、発信し続けていることで、さまざまなメリットにつながっていきました。

「まだ発信をしたことがないけど、このnoteを読んで少し興味が湧いた」という方がいらっしゃれば、ぜひ学んだことを発信してみてください。

人生100年時代の学びを楽しみましょう!


いつも支えてくれている嫁と息子に、感謝の気持ちとして美味しいお菓子を買ってあげたいと思います^^