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日経新聞を味わい尽くす5つの方法

「新聞をただ読むだけでなく、もっと活用できないだろうか……?」
そんな風に思ったことはありませんか?

私は就職活動の時から通算して15年間、ずっと日本経済新聞(以下、日経新聞)を購読しています。

・気になった記事を切り抜いてスクラップする
・会社で同僚に記事の内容をシェアする
・経済情報や企業情報を投資のインプットにする

など、いろいろと試してきましたが、「日経活用術」というセミナーで現役日経記者の方とお話することで「これはいい!」と思った「日経新聞を味わい尽くす5つの方法」をお伝えしたいと思います。

※本noteは「日経新聞を味わい尽くす!」というnoteを加筆・修正したものです。
※元noteは2019/2/21の日経電子版に掲載され、2/17~2/24のCOMEMOの人気投稿ランキング第7位に選ばれました。

お伝えしたいことは、

・インプットする(世の中を知る)
・アウトプットする(自分ごと化する)

の2つですが、最も重要で価値のある日経活用術は「アウトプットすること」だと思っています。(理由は後述)
そのため、「アウトプット」⇒「インプット」の順でお伝えします。

1.日経新聞にコラムを書く

世の中に自分の意見を届ける」

これこそが究極の日経新聞活用術だと思います。

「日経新聞×note」の組み合わせでそれが実現します。
ここではその手順をご紹介します。

①ビジネス系の記事をnoteに書く
ビジネス系の記事を書きましょう。
どんな記事でも良いですが、ニュースを題材にするのがオススメとのこと。なぜなら、

・ニュースは共通言語で伝わりやすい、世間の関心を集めており、注目されやすい
・記事が毎日大量に供給されるので、ネタに困らない
・自分ならではの解釈や、実体験に基づいた話が書きやすい

からです。

毎日、日経新聞を読んでいると、1日に2~3つは「これは!」と思う記事があるはずです。その中から特にピンときた記事について、自分の考えをnoteに書いてみましょう。

②ハッシュタグ「#COMEMO」を付けて投稿
日経が提供しているサービスの一つにCOMEMOというサービスがあります。ハッシュタグ#COMEMOを付けてnoteを投稿し、COMEMOスタッフの目に止まれば、COMEMOにあなたのnoteが掲載されます。

【noteで投稿されている方へ】
#COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し 、良い投稿についてはご紹介させていただきます。

有識者、フォロワー数などは関係なく、COMEMOスタッフが「世の中に紹介したい!」と思ったnoteが選ばれるので、全員に等しくチャンスがあります。

③日経電子版に掲載される
日経電子版への掲載チャンスは1日あたり6記事です。
※1回3本×1日2回の更新

COMEMOの中で注目されたnoteの中から選ばれるそうなので、多くの人が関心を持ってもらえそうなnoteを書くと、掲載の可能性が高まるかもしれません。
(下の画像は日経電子版に掲載された私のnoteです)

日経新聞にコラムを書く
日経電子版でも注目を集めると、

「日経新聞にコラム書きませんか?」

と、声をかけられ、日経朝刊のコラムにあなたの記事が掲載されます。

どんな記事が選ばれるかというと、

・社会性があるニュース
・ニュースに対して自分の意見を発信している

といった記事を積極的に紹介しているとのことです。

日経新聞朝刊コラムに載せるためにはいくつものハードルがありますが、noteで#COMEMOのハッシュタグをつけて発信している限り、チャンスはあります。

noteやCOMEMOの影響力が大きくなり、近い将来、これまでは政治家や有識者といった一部の人達の意見だけで決められていた政策議論に「世間から共感を得ている個人の意見」が反映される時期がきっと来ると思います。(もう一部では実現されているかもしれません)

あなたのnoteが世の中を変える

アウトプットし続けていれば、それが実現する可能性があります。

2.見出しを極める

ここからは、「よいアウトプットをするためのインプット術」についてお伝えします。

最初は「見出しを極める」です。
Twitterやnoteなども同じですが、情報が溢れる中で自分の記事を読んでもらうには、「最初の0.02秒」が勝負です。

新聞の見出しは、紙面で11文字、電子版でも25文字以内という文字数制限があり、その制約の中で読者の目を引き付けるための工夫が凝らされています。

例えば、一面の見出しは、最初の段落を要約し、言葉を凝縮した結果が見出しになっています。

一方、二面にある「迫真」の見出しは、臨場感余韻を残した見出しになっています。

見出しに込められた、記者や編集者の意図を想像して自分のものとすることができれば、より多くの人が注目する見出しをつけられるようになると思います。

3.一次情報にリーチする

新聞はあくまで記者や編集者によって加工された二次情報ですが、その記事の内容を深く掘り下げたい場合は、その元となった一次情報にアクセスすると、より深い、生の情報を得ることができます。
これは、現役記者の方からも、「新聞活用の上級編」として言って頂いた活用術です。

例えば、この記事。

記事からは政策の方向性は分かるものの、その背景などについては、記事からは十分に読み取ることが出来ません。
そんな時は一次情報にリーチしていきます。
例えば、今回の記事の場合は以下のキーワードでGoogle検索します。そうすると、首相官邸の政策会議のHPが検索結果として出てきます。

19日にIT(情報技術)総合戦略本部(本部長・安倍晋三首相)の会合を開き「デジタル時代の新たなIT政策の方向性」と題した文書を決めた。

あとは、そこにアップされている資料を読めば、より深い、生に近い情報を得ることができます。そうすれば、国が目指している方向や、今後起きそうな事など、元の記事からは想像できなかったことにも思いを至らせることができます。

それに自分なりの解釈を加えていくことで、「世の中に対する解像度」が増し、より一層、深みのあるアウトプットができるようになります。

4.最新の情報を入手する

日経新聞の中でも、デジタルファーストとなり、

翌朝の新聞に乗せる記事は前日の夜の間に電子版に掲載する

という流れが出来上がっているようです。

スマホに日経電子版をインストールし、通知機能をオンにしておくと、日経新聞から、最新ニュースをPUSH通知してもらうことができます。

日経電子版で最新の情報をチェックし、その記事を使っていち早くnoteを書くことで、COMEMOに選ばれたり、人気記事として選ばれる確率が高まるかもしれません。

5.お気に入り記事を保存/分類

「この記事、気になるけど今は読んでいる時間がない・・・」
「後で読み返したい」

そんな時、日経電子版を使っている方は「保存機能」を利用されていると思います。
では、保存記事にラベルを付けて分類することができるのはご存じでしょうか?(私は、日経記者の方に教えていただくまで知りませんでした……)

以下では、そのラベル機能について紹介します。(スマホアプリの電子版を使った手順)

①記事を保存するとMyニュースの保存記事に保存される
 右上の編集ボタンから、「ラベルを選択」画面を表示

②「新しい分類ラベルを追加する」ボタンを選択

③付けたいラベル名を入力し、登録ボタンを選択し、登録する

④保存記事画面にて、右上の編集ボタンを選択し、ラベルを付けたい記事を選択する

⑤付けたいラベルを選択

⑥選択していた記事にラベルが付く

⑦保存記事画面でラベルを選択すると、選択したラベルが付いた記事が表示される

ラベル機能を活用し、いつでも必要な情報がすぐに引き出せるようにしましょう。

6.さいごに

日経新聞を味わい尽くす5つの方法、いかがだったでしょうか。
以下は、私が通っているNサロン(※)というゼミで日経記者の方が説明された、日経新聞を最大限に活かす構図です。
(※日経新聞×noteによる、ビジネス×クリエイティブをかけあわせた学びの場)

SNSの発達によって、個人でも「世の中にアウトプットすることで影響を与える」ことが、かつてないほど容易になっています。

また、アウトプットするという行為は、アウトプットしなかった場合に比べて、確実に価値の高いインプットを得ることにつながります。

今回ご紹介した5つの方法を活用し、このインプットとアウトプットのサイクルを繰り返す。
それを自分の成長だったり、世の中をよりよい方向に近づけていくことにつなげていってもらえればと思います(^^)

なお、ひとりではなく、何人か集まって日経新聞を読むことで、さらに学びを深める方法もあります。
効果や実施方法などは、こちらのnoteをご覧ください。



いつも支えてくれている嫁と息子に、感謝の気持ちとして美味しいお菓子を買ってあげたいと思います^^