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#創作掌編
掌編小説「私だけの道標」
人混み。…人混み。
どこを見ても、人ばかり。
全員、目指している方向へ
あちらは働くための道。
あちらはニートになる道。
あちらは未開拓地。
(我が道を行く人向け)
と書かれている看板に従って
私は立ち尽くす。
木の枝のように無数にある岐路
一歩踏み出したらもう戻れない
どうしたい?どうすればいい?
答えが見つからなくて
行き交う人々の中、一人うずくまる。
喧騒だけが私を覆い尽くす。
途端
人混み。…人混み。
どこを見ても、人ばかり。
全員、目指している方向へ
あちらは働くための道。
あちらはニートになる道。
あちらは未開拓地。
(我が道を行く人向け)
と書かれている看板に従って
私は立ち尽くす。
木の枝のように無数にある岐路
一歩踏み出したらもう戻れない
どうしたい?どうすればいい?
答えが見つからなくて
行き交う人々の中、一人うずくまる。
喧騒だけが私を覆い尽くす。
途端