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社会人2年目で未経験からコピーライターになるまで〜新卒編〜

□文系大学からデザイナーに

地元の印刷会社に、コピーライター養成講座に通っていたことでやる気を買ってもらい、「いずれコピーに力を入れたい」と内定をもらいました。

とりあえずはコピーの部署があるわけではなかったので、デザイナーとして入社をしました。


ですが、普通の文系大学出身でイラレやフォトショ、MACすらほぼ触ったことないど素人中のど素人。


入社初日、「これ、どこで電源つけるんですか…。」からスタート。


なぜか"コピーライター志望"ということは入社初日にすでに結構な人が知っていて、アピールをわざわざしなくても伝わっていたので、コピーライターになりたいというのは割とオープンでした。


□がむしゃらな毎日

CMYKって何ですか?状態だったので、基本的なMACの使い方と会社のルールをとにかく覚える日々でした。


ポスターのトンボも間違えて切っちゃうし、文字の整え方はわかんないしで、コピーライターのことはその時正直どうでもよくなってて、「1日でもはやく仕事を覚えないと。」ばかり考える日々。

でも、とりあえず3年はこの会社でがんばろうという気持ちが、この頃はまだありました。


プランナー講座

入社して3ヶ月経って思ったことは、「この会社でコピーの仕事ってあるか?」ということ。

私のチームは、チラシと商業施設のポスターメインだったので、ひたすら食品の写真を切り抜いて配置するのがメインの作業。それも最初は、全然できないんですけど…。

そして何となく、「この会社で3年後コピーライターになれることはないな」と、勘付いてくる。

とりあえず3年とは思っていたものの、このまま毎日を過ごしていたら、コピーライターになりたい気持ちが薄れそうだなとちょっとずつ感じていました。


そんな時にちょうど、名古屋の宣伝会議で博報堂の河西さんのプランナー講座が開催されるということを知りました。

1年目で通うのは早いかなと思いつつ、このままじゃモチベーションがついていかない気がしたので通うことに。


環境や講師の言葉が励みになって、無事コピーライターになりたいという気持ちを取り戻せたので、講座に通って正解でした。


□糸がプツンと切れる

そんなこんなで月日は流れ、年も明け。何となくチラシが一人でも組めるようになってきた頃。色々あって仕事中、気付いたらオフィスで大号泣している私。

その一件でそれまでは、「とりあえず3年」と押し殺していた、「コピーライターになりたい」という気持ちが抑えられなくなり、この時初めて辞めようと思いました。

その頃から、デスクに座るだけで涙が出てくるので、トイレに駆け込むのをしばらく繰り返していました。

今考えると、結構思いつめてた気がします。


□「辞めちゃえば?」

1年目の終わりになると、社内のいろんな人がコピーライターになりたいことを知っていたので、「お前これからどーすんの?」と気にかけてもらったり。

その頃には、「気付いてると思うけどうちの会社でコピーライターとしての仕事はない。」と話をされていたので、3年経ったら辞めようと思っていました。


でもある時に別のチームの人と話をしていて、


「お前どんくらいコピーライターになりたいの?」


「100%です。」


「じゃあもう辞めちゃえば?」


"辞めろ"という言葉を初めて(そのあと3回くらい言われる)社内の人から聞いて、2年目以内に会社辞めることをリアルに考え始めるきっかけの一つになりました。

そんな気持ちのまま社会人2年目になり、後輩を迎えることに。



社会人2年目で未経験からコピーライターになるまで〜最終章〜 へ続く。