投資#54 幸福の意外な正体
書籍の情報
タイトル:幸福の意外な正体 なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか
著者:ダニエル・ネルト
出版社:きずな出版
発行日:2020年2月15日
書籍の要約
認知行動療法は幸せを増やすこと鼻できない。つまり、ネガティブな感情の過剰な影響力を排除できたとしても、そこを超えてさらにポジティブな方向に変えられるわけではない。
ポジティブな感情の向上は、「快行動トレーニング」によって達成することができる。そのテクニックは、どんな行動をとることが自分にとって快いかを見極め、それを頻繁に行うというものだ。
人間の脳は欲望システムによって装備されていて、昇進や昇給、豪邸を得るために、他人と競うように私たちを仕向ける。脳がこれらを求めるのは、人がそれらを好むからではない。石器時代に、それらの等価物を勝ち得た者こそが私たちの先祖であり、それらを得られなかった者は滅んでいったからだ。
人が欲しいと思うものは、脳によって欲しがるよう命じられているものであり、そこには幸福という概念が入り込む隙などないのだ。
感想
前回、こんなことを書いていました。
ところが、事情はちょっと違うようでした。
とありました。
生存するために必要なものを、脳は勝手に集めるよう私たちに命令をしているようです。
すでに目的がすれていますよね。
私たちは、幸せになりたい。
その前提には、生存していることが必須であるのですが。
ちょっと手が届いていない感じなのでしょうか。
幸せになりたくて、
ネガティブな感情を排除したり、
ネガティブな感情の元となった事件について見方を変えて、解釈を変えたり、
快いことを頻繁に行うようにしたり、
します。
でも、それでは、幸せには手が届かないのですね。
なお、この書籍では、
非地位財とは、他人が何を持っているかとは関係なく、喜びを得られるもの。健康や自由などをいいます。
幸せになりたければ、非地位財、健康や自由に目を向ければいいのですね。
まとめ
真の幸福は、非地位財がもたらす。
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