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コーチング時に大切にしている3つのこと

はじめに

こんにちは、umi_moriです。

最近、コーチングの仕事をする機会が増え、改めて「コーチングは社会のエコシステムにおいて重要な役割を担っている」ことを再認識されたため、この記事を書き始めました。

そして、コーチングの技術者が社会に一人でも多く増えることによって、「ローカルのエコシステムにおいて、様々な障害が解消されて、人類がより豊かになる」とさえ思っています。

この記事では、これからコーチングに関心のある人に向けて、私自身のコーチング体験を通して、培ってきた知識と経験を元にして、コーチング時に大切にしていること(意識していること)を3つ紹介していきます。

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(Photo by Alexis Brown on Unsplash)

1. 信頼関係の構築

まず、大前提として意識すべきことは「信頼関係の構築」です。
これを怠るとコーチングの効果を最大限発揮することはできません。

信頼関係をしっかりと築くことができると以下のようなメリットがあります。

1. 正直な情報を引き出すことができる。
2. 対話中の課題契約性が上がる。
3. 困っていることを発信してくれるようになる。

コーチング相手から上辺だけの気持ちや考えなどを引き出すと、後から摩擦が生じたり、手戻りが生じます。そのため、相手の正直な情報をヒアリングできるようにすることはとても重要なことです。

また、正直な情報だけではなく、業務上のアラートも拾うこともできます。信頼できる人が周りにいなくて、自分の中で抱え込んでしまい、ダウンしてしまう人がいることは容易に想像がつくでしょう。このような状況にならないように信頼関係を構築し、いつでも相談できる関係性を構築することは、絶対に守らなくてはいけない壁だと私は考えています。

では、具体的にどのように「信頼関係の構築」ができるのでしょうか?
私自身がアクションとして意識していることは以下の通りです。

1. 雑談をする(最低でも最初の5分は実施)。
2. 非言語な対話表現(笑顔、ボディ・ランゲージ、うなずき)をする。
3. 相手の可能性を信じる(相手を信じ、任せた上で、しっかりフォローする)。
4. 誠心誠意向き合う姿勢を保つ(特に、傾聴時は相手の話に集中する)。
5. 相手への敬意を示し、感謝を言葉にする。

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(Photo by Alex Shute on Unsplash)

2. 個別最適化

二つ目に大切なことは「個別最適化」です。
コーチングにおいて、最も難しいところであり、同時に相手の成長を促進する上で最も大切な要素だと考えています。

人は、一人一人の異なるロードマップの上を歩んでいきます。
そのため、一人一人、その時々のタイミングで最適な関わりは変動します。

相手の「将来なりたい人物像」や「目指したい方向」がしっかりとヒアリングできたら、それを意識しながらコミュニケーションを取ることも大切です。これを意識すると、その人が今全体のロードマップにおいてどこの地点にいて(As Is)、どこを目指しているか(To Be)がはっきりとします。結果的に、その人にとって、今のタイミングで関わるべきコーチング像が見えてきます。

そして、忘れてはいけないことは、この作業は非常にコストがかかる上、高度な思考力を必要とします。そんな簡単にできることではありません。

では、具体的にどのように「個別最適化」ができるのでしょうか?
私自身がアクションとして意識していることは以下の通りです。

1. コーチング中は相手との対話に全集中する。
2. しっかりと考えてから発言をする。
3. 相手を理解する努力を常にする。

まずは相手をしっかりと理解する努力をし、対話に集中して、自分が「どのタイミングで、どのような言葉を、どのように伝えればいいか?」を常に意識しましょう。このインプットとアウトプットのどちらも大切です。

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(Photo by Capturing the human heart. on Unsplash)

3. コーチとしての継続的な成長

最後に重要なこととして「コーチとしての継続的な成長」が挙げられます。

世界には何億人という人がいて、一人一人の多様性があります。
そして、その数だけコーチングのメソッドが存在します。

常に、より良いコーチングができるように学び続け、内省を繰り返すことは忘れないように意識しましょう。

では、具体的にどのように「コーチとしての継続的な成長」ができるのでしょうか?
私自身がアクションとして意識していることは以下の通りです。

1. 他のコーチと情報共有をする。
2. コーチングに活用できそうな事柄にアンテナを張る。
3. 一人の時にも日頃のコーチングの内省を繰り返す。

世の中には本当にたくさんのコーチング時に使える引き出しがあります。自分でそういった引き出しを見つけていくアンテナを張ることは非常に重要です。

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(Photo by Susan Q Yin on Unsplash)

最後に

いかがだったでしょうか?

このnoteを書きながら、普段コーチングをしている人たちを思い浮かべていたのですが、以下のような気持ちになりました。

コーチングは非常にコストがかかる一方で、相手が成長していく過程を見れる機会は非常に貴重でかけがえのないひと時である。

少しポエムっぽくなってしまいましたが、本当に人の成長に携われるのは楽しいですよね。皆さんもこの記事を通して、新しいコーチングの視点を知り、より良いコーチングをして、より豊かな社会の実現に繋がれば筆者としては非常に嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

参考文献

1. コーチングの「基本」が身につく本

2. コーチングノート

3. コーチングの基本


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