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【1年目教員日記】教員になって半年

こんばんは、うみです!教員になって半年が経とうとしているので、振り返ってみようと思います。教員の世界とは言っても、自治体や学校の実情等によって大きく変わるものです。なので、今回の記事はあくまでもある1人の初任者の記録である事を踏まえて読んでいただけたらなと思います☺️

1.学校や自分の仕事について


あまり詳しい事は書けませんが、学校は中規模(少し大規模寄り?)です。生徒は落ち着いている方だと思います。役職は1年生の副担任で、担任の先生の補助や学年の仕事がちょくちょくある感じです。担任を持っていない分、授業は多い方だと思います。あとは運動部の顧問をしています。

2. 感想

ひたすらしんどかったです(笑)どの社会人一年目でもそうかと思いますが、慣れない事が多い!特に4、5月がしんどかったです。。仕事が終わり車の中で号泣する日もありました😂ただ6月ぐらいになるとスーっと慣れる(馴染む)瞬間があり、少し楽になり始めました。

3.何が具体的にしんどいのか

①生徒との関係づくり・生徒対応

どの先生であっても4月から7月までの間、これに苦しむと思います。私の場合1年生なので、自分も生徒も学校の事をよく知らない状態でした。生徒の前では「私も〇〇中学校初めてだから、一緒に頑張ろうね!」とは言うものの、先生である事には変わりません。なのである程度、生徒をリードする存在でなければいけませんでした。「生徒と同じ目線でいながら、リードする」これが一番難しかったです。

あと個々の生徒の事をあまり知らない上に経験がない事から、対応に困った事が何度もありました。よく困ったのが、発達障害を持つ生徒。私が教科担任として入っているクラスに何人か発達障害を持つ生徒がいます。大学の授業で発達障害の事は習ったとはいえ、実際に目の当たりにすると対応が分からなくなります。前期の間に対応を間違え色々とやらかしました、、

それ以外には授業中にいきなり生徒同士が喧嘩したり、中には突然しくしく泣き出す生徒もいました。前期の間に起きた事を書き出すとキリがありません(笑)

②授業づくり

教師の第一の仕事は授業をする事。これがままならないと本当にしんどいです(泣)

•何の教材を使うのか(副教材、授業ファイル等)
•小テストの作り方が分からない、どんな問題を出題すればいいか分からない
•プリンターの使い方が分からない
•授業プリントの作り方が分からない
•基本的な授業の構成(授業の型)が分からない
•生徒に何を注意するべきか分からない
•なぜ生徒が乗り気にならないのか分からない
•授業が早く終わった時、何をすれば良いのか分からない
etc…

今思いついただけでもこれだけ思い浮かびました。「教師なのにそんな事も分からないのか」と思われてしまいそうですが、教師が民間企業とは異なり研修期間がありません。4月から先輩の教員と同じ仕事をします。
研修は仕事をしながらちょくちょくありますが、見習い期間がないのはしんどいです。なのでこんな基本的な事も分からないのです。。。

また、授業の質は①の生徒との関係づくりにも関係します。普通に考えて、授業が分かりにくい先生は生徒からの人気もありませんよね。なので授業がうまくいかない度に、自分をよく責めて自己嫌悪に陥っていました。今もそうです。

③職場での人間関係の構築

4月は生徒同様、職員室でも人間関係を構築する必要があります。お互いにどんな人か分からない状態はしんどいです。誰がどんな人なのかを知る事もそうですが、自分が知らず知らず仕事をサボってしまい迷惑をかける事が一番しんどかったです。

職員室には様々なルールが存在します。○時に昇降口を開ける、○時に窓やカーテンを閉める等のルーティン系から電話対応など色々あります。それらの一つを前期の間に知らず知らず怠り、ある先生からあまり口を聞いてもらえなくなる事もありました(今は大丈夫です!)

明文化されていないルールを、周りをよく見ながら、時には注意されながら知っていくのはしんどかったです。

4.これらの問題にどう対処したのか

①生徒との関係づくり

ひたすら生徒と話しました!
話すというのは、授業外での関わりという事です。生徒の好きな事、趣味など色んな話をしました。話す事もそうですが、関わりをたくさん持つ事も意識しました。例えば居残りで勉強している生徒に勉強を教えたり、朝の会や帰りの会に飛び入り参加なんかもしました。

②授業づくり

生徒にも同じ英語の先生にも、一生懸命さをアピールしました!
ある先生から「1年目なんだから、授業が上手くなくて当たり前だよ」と声をかけてもらいました。そう考えた時に、自分に残っているのは一生懸命さしかないと思いました。具体的には、「英語のお悩み教室」と題して生徒の悩みを聞いてそれを通信にまとたり、生徒に見えるように自分の授業ノート(教材研究をするノート)を見せたりしていました(笑)

また同じ英語の先生にたくさん質問をしました。
分からなかったら放置せずにすぐに質問をしました。そうする事で「自分は仕事に本気なんです!」という姿勢をアピールできたと思います。ただ最初の方は、「自分質問しすぎて迷惑がられていないかな、、」と不安になりました。ですが分からないまま何か問題を起こすよりは、質問をして未然に防ごうと思うようになりました。おかげで英語の先生方にはよくしてもらう事ができました。

③職場での人間関係構築

仕事をいち早く覚える、雑用を進んでやる、挨拶を大切にする、迷惑をかけたらすぐ謝罪!

この4つに尽きたと思います。「色々と分からないのは当たり前」と言われがちですが、そんな言葉に甘えつつも「早く仕事を覚えて職員室に馴染みたい!」という決意でやっていました。教師である前に1人の人間として大切にしなければいけない事を大切にしました(挨拶や礼儀は特に)

5. 最後に

こうやって書いていると、いかにこの半年がハードなものだったのかを思い出しました😂辛かった事ばかり書きましたが、その反面でこの仕事にやりがいを感じた瞬間もたくさんありました。

また職場の先生方に恵まれているなとつくづく思います。優しい言葉をかけて下さる先生、自分の初任者時代を語り励まして下さる先生、親身になって話を聞いて下さる指導員の先生、私の授業を見にきて助言を下さる英語の先生方…たくさんの先生の支えがあるおかげで、仕事を頑張る事ができています。

自分の辛かった経験や支えて下さる先生方の姿を見ていると、自分に後輩ができた時に優しくありたいなと思います。まぁ、そんな時代はまだまだ先だと思いますがそれまで頑張っていきたいです!

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