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言葉に縛られないで! 専業主婦とかパラサイトとか。


子どもの数が増えないなんていわれるけれど、それよりまずは若い人たちに生きることの楽しさを知って欲しい。

だから心を縛るものから自由になって欲しい。


専業主婦の母が理想

今も専業主婦に憧れる女性が多い。

けれど、そこは実に不安定な場だと若い女性たちに伝えたくて「専業主婦になりたいあなたへ」という記事をかいた。

すると、その記事に対して若い女性が、

すごく納得感のある記事でしたし、もやもやしていたことが整理された気がします。特に「尊敬する専業主婦の母親」は私にとっても周りの友人を見ていても根深いです。

とコメントを下さった。

その方も、お友達も、理想の母親像は尊敬する専業主婦の母親だといわれる。その方が、

日本って本当に女性にとって生きにくい社会だと思います…。

といわれた。

それは本当だ。若い女性にとってこの国は生きにくい。

だからこそ知って欲しい。

専業主婦は作り出された生き方だということを。この国では高学歴女性に良妻賢母思想が埋め込まれ、女性が専業主婦という生き方に誇りを持つような教育がされてきた。

けれど、女性が本格的に専業主婦化したのはわずか半世紀。

それ以前は、男も女も働いていた。それなのに、明治の頃から刷り込まれた思想が、若い女性を今、苦しめている。


知ることの強さ

その方は、もやもやしていたことが整理されたとコメントを下さった。

これほど嬉しいことはない。

わたし自身、社会の慣習や言葉から長い間抜け出せずにいた。

苦しかった。

だから、今、わたしの知ったことを若い女性に伝えたいと本気で思っている。

人は、ふと目にしたこと、ふと耳から入ってきた言葉で変わることがある。

そんな変化が起こるのは自分の中に疑問があるとき。たとえ信じていることがあっても、わずかでも疑問感じている人には、外から不意に情報が届くことがある。

慣習も言葉も所詮人が作り出したもの。


パラサイト

この国では男女の賃金格差がどの欧米諸国よりも開いている。それが女性にとって生きにくい社会の原因でもある。

だからこそ、この国の女性の生き方には工夫が必要だと思う。

たとえばパラサイト

この言葉は女性が男性と同じように稼げるアメリカからやってきた。そしてその言葉がこの国に定着した。

だから就職した子は独り暮らしせよと、親も世間もいう。

けれど女性の大半が補助職のこの国で女性がいったいいかほど稼げるだろう。

我が家では娘の就職時に親子で話し合った。そして相場の家賃を家に入れ、家事を手伝うことを条件に、娘は今も同居を続ける。

そんな娘にはゆとりがあって旅行や学びができている。もちろん娘が家賃をいれることで親は安定収入が得られ家事の分担も減る。win-winだ。

今の時代学びは欠かせない。親との暮らしが面倒でないのなら親と暮らすことで新しい学びをするゆとりが生まれる。それはゆくゆくは自分の賃金を上げることに繋がるかもしれない。

たとえ同居していても自立はできるとわたしは考えている。

パラサイトなんて、言葉なんて、世間体なんて、気にしなくていい。輸入されたこの言葉は、この国の女性の事情には合わない。

この国の女性の生き方には工夫が必要だ。


おわりに

誰もが当たり前だと思うことこそ、うのみにしたくない。親が全てを知るわけではない。親に見えているのはせいぜいその親の代まで。

違和感を覚えた事柄を捨て置かないで欲しい。専業主婦の母が絶対と思えても、働く母とはさらに良い親子関係が築けるかもしれない

苦しいのは迷いがあるから。迷いがあるのは情報の全てを掴めていないから。

だから言葉に縛られる。

必要な情報を手にして一人でも多くの女性が言葉から自由になって欲しい。

そして人生を楽しんで欲しい。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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