日本の賃金が上がらない理由が気になる
昨日でnoteを書き続けて100日が経過した。
一日約2000字。
およそ約20万字書いたことになる。
人と関わる
毎日投稿は大変だけれど、嬉しいこともある。
特に嬉しいのは多くの人がみつけてくれること。
そんな流れからコメントをいただいたり直接お話しする人もできた。そうすることでひとつの情報にエピソードが加わり、それが一次情報になることがある。
そうした変化が日々の書くモチベーションに繋がっている。
わたしが書きたいのは、働く女性の機会の不平等や選択肢の少なさ。
女性を悩ます問題にはどれもはじまりがある。そのはじまりを見つけるたびわたしは感じることがあるのだ。それは、あゝなんて厄介なんだろうということ。
そう、問題は想像以上に大きい。
資本主義
ところで今、給料を上げてくださいと首相がたびたび声をあげている。
経済学者の玄田氏も
で、わたしはここにきてなんだかマルクスの資本主義が気になっている。もちろんそれはあらぬ方向へ向かった思想だし、しかもわたしには政治的思考はない。けれどそれでもこれが気になるのだ。
マルクスは、工場を作り、機械を運び入れ、労働者を配置して大量生産がはじまると、初期投資した人はどんどん豊かになり資本家と呼ばれるようになるという。
一方の働く人は労働力を売って賃金を手にするけれど、モノが量産されることで労働価値が目減りするようになるという。
だから賃金も下がっていくというのだ。
実にわかりやすい。
古くて新しい問題
それだけじゃない。
資本家と労働者で構成される社会は、やがて政治や法律や人々の思想や言葉に影響を及ぼすとマルクスはいう。
少し単純化すると、先進諸国ではこの資本主義を民主主義が目を光らせながら見守っている。だからこそ労働者を守る施策が山ほどある。ゆえに賃金は上がり続ける。労働者が完全な弱者とはならない。
けれど日本は違う。
日本では見えているだけでも賃金が上がらないという現象がある。それはつまり労働者が弱者になっているということ。
そんな時、わたしたちはジョブ型やメンバーシップ型という括りで社会を眺めて、それでおしまいにしがちだけれど、その二つはそもそも恐ろしく違う。
資本主義はやがて政治や法律や人々の思想や言葉にも影響を及ぼす、これがマルクスの考えだった。
ここで少しい言い方を変えてみるなら、資本主義は目を光らせるものが無ければ社会全体に資本家寄りの影響が出るということにもなるだろう。
どうだろう。これは実に古くて新しい問題ではないか。
おわりに
毎日書くということは、毎日考えているということ。
小さな社会問題を眺めるたび、わたしはその問題のはじまりを探し、その解決方法を探す。
そしてなぜ労働人口が減るのに賃金が上がらないか、その問いを追いかけていくと少し深くて見えにくい場所にたどり着く。
そこでみえてくるのは、資本家寄りの労働法と考え方。この国には古くて新しい問題がある、今はそんなことが気になっている。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
2023年のお正月の記事でこんな嬉しいお知らせをいただきました。
※スタエフでも話しています。
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