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noteの力。「あなたは何者か」をクリアにすると社会的ネットワークが動き出す。


SNSが怖いと思っていた時期があった。

けれど今はネットに可能性を感じはじめている。




準備ができたとき言葉は受け取れる

昨夜、音声配信のStand.fmのラジオパーソナリティであるかたおかさちこさんから言葉が飛んできた。

彼女は自ら「がんサポートナース」という職業を創り出された方だ。

それは、

自分の軸足がブレている時には、SNSでは思わぬ人と繋がってしまったりしますが、自分の軸足がブレなくなると同じような考えを持つ人が自分の周りに集まってきます。

かかりつけナースかたおかさちこさん Stand.fmより

という言葉。

実にきっぱりとそう言われていた。

あゝ、そうか、そうだったんだと思った。


自分で新しい道を切り拓きながら歩いてこられた彼女の言葉には力がある。

けれど言葉というものは受け手側の準備が整っていなければ、ただ通り過ぎていくもの。

それだけは分かる。

ところが動きはじめた今、彼女の言葉がどんどん体に沁みてくる。



伝える

わたしはもうずっと長い間、女性の働き方のいびつさが気になっている。ここのいびつさを何とか人に伝えたいと考えている。

春からは商業出版ができるかもしれないと動きはじめた。ただ書きはじめてハタと気付いた。

自分の書きたいものがちっとも書けない。

サポートして下さった方は、わたしにそこを曲げてまでは書かない方がいいとアドバイス下さった。

それじゃ楽しくないからね、と。

だからお世話になったその方のところを一度離れて、ここnoteで書くことにした。

商業出版がしたかったのは怖かったからだと思う。出版社に守られて書きたかったのだと思う。

けれど伝えるとはそういうことではない、そんなことがわかってきた。



軸足

一口に軸足といっても難しい。フリーになったり起業されている方は、この軸足が総てではなかろうか。それは未来の自分を支えてくれるものでもある。

わたしは随分慎重だった。書きたいもののさわりの部分しか書いてこなかった。だから軸などできるわけがない。

それに気づいたのはまだ最近のこと。

ずっと隣にあったのは恐れだった。けれど彼女の言葉通りのことが、今のわたしに起こっている。

軸足がブレなくなるとしつこいコメントは来なくなった。それ以上に応援して下さる方が増えてきた。

こんなことばかり書いていていいのだろうかと思うけれど、考えてみればそれこそが軸足だ。

そんなふうに軸足がブレなくなってようやく、わたしが女性の働き方を発信する人という認識をもって下さる方がでてきた。

たったそれだけのことに気づくのに何年もかかった。



社会的ネットワークの力

ずいぶん前に一冊の本を買った。

タイトルは『つながり』

サブタイトルが「社会的ネットワークの驚くべき力」だ。

本に線が引いてある。わたしは本を読むとき線を引く。ただ10年前そこに線を引いたわたしはこの本の字面しか見ていなかったと思う。

一つのテーマで誰かと繋がりたいなんて考えたこともなかった。

そこにはこんなことが書かれている。

人が一つのネットワークに埋め込まれることで、人はその繋がりから影響を受け、自分の決定権の一部を失う。けれど同時に、人が相互に繋がりをもつことで、人は自分や自身の限界を超える。

一人の人間ではできないことをやってのけるのが社会的ネットワークである、と。

そして、人間のネットワークは、それ自体が命を持つ特別な存在だとも書いてある。



あなたは何者なのか

あなたは、いやわたしは一体何者なのか、ずっと問い続けてきた。

なぜわたしが書くのか、なぜ書くことをやめられないのか。

そこがずっと知りたかった。

そしてそれは書き続けて軸足が見えてきてわかってきた。

社会的ネットワークは良きものを実現する力でもあると先の筆者はいう。

ああ、わたしはそんなところにタッチしたくて歩いて来たんだと今なら思える。

こんなことに気づくまでこんなに時間がかかってしまった。



おわりに

社会的ネットワーク、そこでは誰かと知り合うことで人は確実に変わるという。

身近な知り合いを超えて、人の繋がりが拡大していくSNS。そこに命が吹き込まれ動き出すネットワークという力があるのなら、どうにも動かせない社会の規範慣習に働きかけたい。

軸足は決まった。準備が整い意を決して動きはじめた。

だからきっと社会的ネットワークも動き出すだろう、そんな期待を胸に抱いて動いていきたい。


参考図書

『 つながり』2010 ニコラス・A・クリスタキス、ジェイムズ・H・ファウラー、訳鬼澤忍 講談社


※最後までお読みいただきありがとうございました。


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