今も変わらない、アラサー女子の揺らぎ
今日、スタエフでアラサー女子とお話しさせて頂いた。お相手はかおるこさん。
そのかおるこさん、今ちょっと揺れてるんです、そんなお話しをしてくださった。
揺れるアラサー女子
かおるこさんとは複数回音声アプリStand.fmでコラボさせて頂いている。
ただそのかおるこさんの姿が長く視界から消えていた。
きっとお忙しいのだろうと思っていたけれど、なるほど、彼女は国家資格を取得され、勤め先で異動も経験されていた。
それは相当にお忙しかったに違いない。
そのかおるこさんが久しぶりにここnoteに戻ってこられてわたしの記事を読んで下さった。
そしてわたしが数本投稿した主婦関連の記事にちょっとした引っかかりを覚えられ、声をかけて下さった。
そして本日コラボで直接お話しをさせて頂けた。
そのかおるこさんが揺れていた。
なぜか悩んでしまう
彼女は揺れている。
ただかおるこさんをリアルに知る人は人生が充実している人としか見えないんじゃなかろうか。
彼女は元教員で、転職された職場ではやや専門的な職務に就きつつ国家資格を取得され、その後の異動では専門性の高い職務へと移られている。それでも、その彼女が揺れているというのだ。彼女は、
●一度立ち止まりたい
●このまま流されていていいのだろうか…
●この川でいいのだろうか…
●立ち止まって考える時間が欲しい…
●どこに行こうかな…
そんな問いが頭をグルグルと回るといわれるのだ。
女性の道はどんどん分かれていく
かおるこさんは、
といわれる。
なんて言われると、今の悩みとか、今の体験とかがもう共有できなくなる気がする、ともいわれる。
選択肢がありそうでない女性たち
いつか人事権を持つ日本企業で働く男性に聞いてみたことがある。「30代や40代の女性でも中途採用する?」と。
するとその人は、「専門職なら別だけど、一般の仕事なら若い女性の方が頼みやすいし給料だって安いからね」といわれた。
これは採用する側の本音だと思う。
けれどかおるこさんは専門性のある職務に就く女性。それでもおいそれと今の職を捨てて新しい場所にチャレンジできないような気分をおもちなのでは、と思えた。
それもそのはず。2022年の労働経済白書によれば日本の転職は恐ろしく進んでいない。OECDの平均の半分ほど。
日本の勤続年数は長く10年以上が約45%、「転職入職率」は2021年はわずか8.7%。
そう、かおるこさんが慎重すぎるわけではない。日本の労働者の移動はちっとも活発ではないのだ。
だからかおるこさんは仲間がどんどん減っていくと感じられるのだと思う。
出入りの少ない日本の企業。そこで女性のライフコースには出産育児が加わる。だから仲間は確実に減っていく。
仕事を転々としやすい米国
そして、この労働移動の不活発さは個人の生き方を恐ろしく制限する。
米国在住のyahoiさんが、少し前、米国在住のお嬢さんの転職事情について書いて下さった。
彼女のお嬢さんはテキスタイルデザイナー。
そのお嬢さんは何度も転職を経験され、住む場所にもこだわりがなく、米国内を自由に動かれている。
社会調査等で、米国では長期間の調査がなかなかできないという話しをよく耳にする。なぜなら人々が職で住まいを簡単に変えるため追跡調査しようにも調査対象者を探し出すことが難しくなるのだ。
yahoiさんのお嬢さんもそんなお一人。
そんな中でhayoiさんは、
と、入社時の契約で勤務年数の約束が切れたのち、転職されたお嬢さんの話しをされている。
その上で米国と日本の働き方について、
と書かれている。
おわりに
かおるこさんとお話しさせて頂いて結婚前の自分の揺れを思い出した。わたしも揺れた。どんどん仲間が減り、そこに自分の未来なんて描けなかった。
それは単に男女の数の差ではない。数が違うということは企業でマイノリティ化すること。それは意見が普通に通りにくいということ。だから女性は揺れる。
その揺れは個人の問題であり、少し敏感に感じやすい人と分類されがちだけれど、そうではなく正常なセンサーが発動しているということ。ここは正常なようでも本当はフラットな場ではないよというセンサーが働いているのだ。
欧米では働く際に目指す先がクリアに見える。その専門性を身に着けたければもう一度学びなおす。学びなおしてもちゃんと受け止めてくれる場があるからね。けれど日本にはそれがまだない。だから誰も動かない。学べない。動けない。
かおるこさん、今日はお話しを聞かせて頂きありがとうございました!
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※スタエフでもお話ししています。
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