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#読書感想 『奇跡を、生きている』


こんばんは。

あなたはもう横山小寿々さんの『奇跡を、生きている』を読まれましたか?

わたしは今朝、スタエフでこの本をご紹介しました。



慢性疲労症候群

そして、外出の際、電車でその本を読み始めたわたしは愕然とします。

わたしは何を知っていたのだろうと愕然としたのです。


小寿々さん
の症状はnoteを読ませて頂いて知っているつもりでいました。

けれど、この本には慢性疲労症候群のことが丁寧に、そして詳しく書かれていました。彼女のご病気を知っているつもりだっただなんてとても恥ずかしくなりました。

横山家の皆さんはとても明るいのです。そのご様子から、小寿々さんの病状をもう少し軽くとらえていたはずです。

けれどその明るさの向こう側には、絶望や死が常に近くにありました。

わたしは母の足の痛みを時々忘れます。母が口にしないと痛みは見えないからです。そんな母が、帯状疱疹に軟膏を塗ってやり過ごした時気づいたのです。どれほど日々足が痛んでいるのかということに。

わたしには痛みを抱える家族がいます。けれど、その本を一ページめくるごとに、痛みがどれほど人を絶望させるのかを知ることになりました。

もっと母に寄り添わなければ、そんなことを教えてもらいました。

横山小寿々さん
書いて下さってありがとう。


嫌われない方法

そして帰りの電車の中で、心に響く特別な言葉を見つけました。

ですから、もう一度スタエフでこの本の紹介をしました。なぜって、ここnoteにもいらっしゃると思うのですが、特に音声配信スタエフでは悩みを抱えている人がいらっしゃるからです。

そえ、人の流れに傷つく人です。

スタエフでは配信者側から人の流れがよく見えます。それが楽しくて配信をするのですが、ある日突然、人の流れが大きく変わる時があるのです。

そんな変化に戸惑い、挫けて止めてしまう方もいます。

それから悩みを口にされる方も、あるいは口にされなくても「わたし、何か悪いことでも話してしまったのだろうか」そんなふうにご自分を責める方もいると思うのです。

普通の人間関係より、より顕著にそれを感じる場が個人が配信するプライベートなラジオです。

そんな悩みを抱えた人にいい言葉が書いてありました。それは、

私がどれだけ嫌われないように頑張っていても、「わたしのことを嫌いな人は嫌いなのだ」

というもの。

安心しませんか?


人の流れの変化が起こる理由

因みに、わたしはスタエフで幾度か話すスタイルを変えています。わたしは密かに実験と呼んでいます。

すると何が起こるか、想像できますか?

その都度、人の流れが変わるのです。

それはブログよりもはっきりと表れます。それほど声は露わなのです。

ただ面白いことに、へまをやらぬよう原稿を書いてラジオで話していた時には、あまり親しい人はできませんでした。次に原稿なしで話すようになると、へまはするのですが笑、周りが変わり始めました。そしてliveで本音で話しはじめると、人の流れがまたグンと変わったのです。

その変化は、周りが変わったわけではないのです。先に変わったのは自分の方。わたしは日々の実験でそれを感じています。

ですから、小寿々さんがおっしゃるように「私のことを嫌いな人は嫌い」でいいのです。

そして「わたし何か悪いことでも話してしまったのだろうか」なんて自分を責めなくてもいいのです。



本当に大切にすべき人

小寿々さんはここで、

誰かに嫌われたくないという思いが強い人は得てして、自分を嫌う相手に対して執着しがちのようです

と書かれています。

これは目の覚めるような言葉です。

その上で、もっと目を向けるべき人に気づいて欲しい、とも書かれています。

その目を向けるべき人とは、なんと自分自身のことでした。

自分のことが誇らしく思えるような、自分を好きになれるような、そんな自分だけの「いい人」になりたい。

と。

それができた時、人は嫌われることに執着しなくなるのだと。


おわりに

痛みは見えません。この本を読んでわたしは母を思いました。とても大切な気づきでした。

それから、この本は、もう一つの痛みについても大切なことを教えてくれました。今は小学生からスマホを持つ時代です。誰かの言葉だけでなく、ほんの少しの人の移動が起こっただけで傷つくお子さんもいるはずです。なぜって大人が集うスタエフでさえ、そんな悩みを抱える人がいるのですから。

そんな時には、自分を大切にすると、合わない人は去り、一緒にいて心地いい人が周りにいるようになる、この言葉がとても心に響きます。それを行動に移したとき、暫く待ってみてください。するといつか小寿々さんの言葉の本当の意味が分かると思うのです。

今日は大切な言葉に出会えました。

横山小寿々さん、ご出版おめでとうございます。



※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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