夫と仲良くするわたしの法則
今日、外出先で「仲いいですね~」と言われた。
夫とわたし。
ん?と思ったけれど、なるほど、きっとわたしたちは仲がいい。
せっかく一緒にいるのだもの、ギスギス暮らすより仲よく暮らした方がいいに決まってる。
仲良くなれないのなら別れちゃった方が健康的、昔からそう思っていた。
そうはいっても、仲良くできなかった時代があった。何もかもが上手くいかなかった。
そんな頃、悩んだ末、夫の領域には決して立ち入らない、そんなマイルールを決めた。
互いの距離をきちんと保つ、そんな暮らしをはじめた。
それから、夫がどんな人なのか、つかめなくても気にしないことにした。わたしはわたしのことをしたらよろしい、そう思うことにした。
それに、夫に何か問題があった時には、それは夫の問題、そう思うようにもした。
そう思えた時から、わたしの人生はとてもシンプルに、そしてスピーディーに動き出した。
ところが、気づくと、夫とわたしはまあまあ調子よく暮らせるようになっていたのだ。
今は、わたしの母と暮らしてくれてありがとうの気持ちを込めて、土曜日は夫婦の日にしている。
朝早く家を出て、気ままに一日過ごす。
今日は4月1日。
新年度のはじまり。
戸外は、これが春ですといわんばかりの陽気。
人出も多く、花も咲き乱れていた。
午前中、わたしの用が一件入っていて、そこで、先の「仲いいですね」が降ってきた。
この年になると照れとかはなく、悪い気だってしないからおかしなものだ。
用があったため、上ったり下ったりと、電車をいくつも乗り換えながら、水のせせらぎが聞きたいと、自然の多いところへ出かけた。
そして温泉も。
今年に入ってまだ家の風呂に入れていない。毎度シャワーだ。
忙しく、バスタブに足を入れる時間さえ惜しい。実はそれは夫も同じでかなり忙しい。平日は互いに話す時間さえない。
夫と仲よくしよう、そう思えたあの日まで、喧嘩ばかりしていた。
いつか別れてやる~なんて思っていたけれど、不思議とそうはならなかった。
どうせ暮らすんだもの、仲よくしたい、なんて思っていた。そうしたら本当に仲良くなった。
そして誰よりわたしたちは信頼できる同志になった笑。
あの人、めっちゃ優しい人だよ、30年前の悩める自分に教えたい。
あのね、直ぐには分からないことってあるの、未熟だったわたしにそんな言葉をかけてやりたい。
電車の中で眠ってしまうことも多いけれど、それでもわたしたちは良くしゃべる。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
※スタエフでもお話ししています。
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