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MY HISTORY⑤〜あだ名のこと①~

自分で自分に「そのまんまでいいよ!」
って言える人を増やしたい。
みやざき ひろみ(うみ)です。

今日もお読みくださりありがとうございます。

はじめましての方はこちら
    ⬇️

https://note.com/umi_hoshi/n/n3a9e5bba6a1a


「ひろちゃん」って呼んで欲しいなぁ

一番年下の私は、家庭の中で
自分のできることを精一杯やらなければなりませんでした。
でも、頑張ってやってもできることは限られていて、
完成度も低いため、認めてもらえませんでした。

例えば、お母さんのためと思って洗い物をしても
「こんな汚い皿で食事できるか!洗い直せ!」
と祖父が母に言うので、私は
(あ、またおじいちゃんに怒られちゃった)
(お母さんの仕事を増やしちゃった・・・)
そう感じてしまうことばかりでした。

そんなお母さんのことが好きで
母の後を追ってばかりだった私のことを、
「金魚のフン」
同居の祖父は呼んでいました。

祖父は家族みんな名前を呼ぶことはめったになく、
「おーい」
と声を出して、近くに来た人に話し出す感じでした。

「金魚のフン」
と私を特定して呼んでいるつもり
だったかもしれませんが、
私はそう言われるのが嫌でした。


父や母は、
「ひろみ」
と呼ぶのですが、
私は、
「ひろちゃん」
って呼んで欲しかったんですよね。
何度か訴えたことがあるのですが、
「外で私の話をする時に、うっかり自分の娘のことを『ひろちゃん』って言っちゃったら恥ずかしいから」
とのことで、
時々
「ひろみちゃん」
と呼んでくれることはあっても
「ひろちゃん」
と呼んでくれることはほとんどありませんでした。



姉はお手つだいをしないタイプだったので
「お姉ちゃんはどうしてやらないの?」
と聞いたことがあるのですが、
「私がやったら、ぶーちゃんが『おまえも手伝いなさい』って、もっと怒られるだけだから」
と答えるだけでした。

どうして
「ぶーちゃん」
と呼ばれいるかというと
私が幼少期からぽっちゃりしていたからです。
『ぶた』って呼ぶのは直接的だし、
『ちゃんづけで読んで』と私が言っていたので
「ぶーちゃん」になりました。


月に1回は集まっていた母方の実家でも
「ひろき」という名前のいとこがいたこともあり、
そちらを
「ひろくん」
と呼び、どちらを呼んでいるか
わかりやすくするために私のことは
「ひろみちゃん」
と呼んでいました。

小さい頃からの友達は
「ひろちゃん」
と呼んでくれるので、
どうして
友達は私が読んで欲しい名前で呼んでくれるのに、
家族や親戚は私が読んで欲しい名前では読んでくれないんだろう?
と思っていました。

この頃から
(結婚する時は絶対私のことを「ひろちゃん」って呼んでくれる人と結婚しよう)
と思っていました。

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