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お昼ご飯

中高時代、基本的には毎日母がお弁当を作ってくれていたのだけれど、毎週水曜日はパン屋さんかコンビニで昼食を買う日という決まりがあった。


これは、通学路に美味しいパン屋さんがあったということと、毎日一緒に登校していた友達が毎週水曜日に買っていて、一緒にお店に入ると私も買いたくなったからだった。


パン屋さんで買うことも多かったけれど、段々コンビニで買う頻度も高くなってきた。

というのも、前の記事でも書いた通り、私は夏バテがひどいタイプで、朝「食べたい」と思って買ったパンでも、昼になる頃には喉を通らなくなってしまう。


そんな自分の夏バテに立ち向かうべく、私が編み出した作戦が「昼休みの時間を楽しみにしよう」作戦だった。

とにかく自分が「食べたい!!」と思うものを買ったり、好きなものばかり買ったり、ネタに走ったり。

喉を通りやすいゼリーや、大好きなレーズンパンという無難な選択をすることもあれば、

ジャンボサイズのプリンとか、おやつのようなパウンドケーキを買うこともあった。


でもやっぱり思い出深いのは、冷奴かしら。


その日は、通学路を歩いている時、「あ、冷奴が食べたい」と思った。

コンビニで豆腐を一丁買った時、「そういえば醤油がない」ということに気がつき、小さいボトル醤油も買った。


学校で冷奴。

特別感があって楽しかった。

ちなみに醤油は、そのあとしばらくは教室に置いておいて、誰かが醤油を欲している時に恵んであげようと思っていたけれど、出番はなかった。

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