![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77565446/rectangle_large_type_2_6acce802796fd58f991af4e276f73139.png?width=1200)
リアルも激アツ!捕食から爆速で逃げるスパイダーマンの世界!
はじめに
こんにちは、Umiです!
GWいかがお過ごしでしょうか?
行動制限がない久々の人の流れ。
お出かけになる方は、
くれぐれも無事故でお過ごし下さいませ。
ときに、
この連休、行楽地にお出かけ予定のある方。
行列は覚悟してますか?
今日は、
そんな行列待ち時間でネタになりそうな、
こばなしを一つご提供。
リアルスパイダーマン
今日は最新のスパイダーマンの映画、
『ノー・ウェイ・ホーム』について、
と、言いたいとこだったのですが、
実は、初回作を除いて、
まだ全作観ておらず、
楽しみを先延ばしにしている状態です。
そんな矢先、
CNNのニュースで、
こんな記事が!
※引用記事の下に3行でまとめて書いたので、
長いなと思ったらそれ読んでください。
交尾したら超速で跳ね飛んで逃げるオスのクモ、メスに食べられる難逃れ 中国研究
(CNN) メスと交尾したオスが生き延びるためには、特殊な跳躍を必要とする。
中国に生息する「マツガエウズグモ」という小型のクモは、オスが交尾相手のメスに捕食されないよう、ものすごいスピードで跳ね飛んで逃げているという研究結果を、湖北大学の研究チームが科学誌カレント・バイオロジーに発表した。
中国中部の湖北省、湖南省、江西省などの森林に生息するマツガエウズグモは、最大215匹のコロニーをつくり、糸の網をつなぎ合わせて巣を作る。
クモの仲間はセアカゴケグモなども交尾後にメスがオスを食べることで知られる。しかしオスが超速攻でメスから逃げる種のクモが発見されたのは初めてだった。
研究チームは研究室で155回の交尾の様子を観察した。このうち152回はオスが跳ね飛んでメスから逃げ、捕食を免れていた。逃げられなかったオス3匹は、交尾相手のメスの餌になった。
高速撮影カメラでクモの動きを観察した結果、オスのクモは前足をメスの体に押し付けるやいなや、反動で相手を押しやって秒速88センチに達する猛スピードで跳ね飛んでいたことが分かった。
オスはまた、最大で毎秒469回転しながら飛びのいて逃げることもあった。
「これは主にメスから逃げるためだと思う。飛びのいたり回転したりすることで、メスにつかまりにくくなる」と研究者は解説する。
オスが跳ね飛ぶのを邪魔したところ、オスは全て交尾相手のメスに食べられた。このため研究チームでは、飛び上がって逃げる動きは生きるために必要なスキルだと推測している。
交尾を終わらせるのはメスの方で、オスはメスの攻撃性を感じ取ると、すぐに跳ね飛んで逃げるという。
メスがなぜ交尾後にオスを捕食しようとするのかは不明だが、相手のオスを選別して、繁殖パートナーとしての価値があるかどうかを見極めようとしているのではないかと研究者は推測する。
哺乳類と違ってメスグモの生殖器には、精子を蓄えて卵子に到達するのを妨ぐ受精嚢(じゅせいのう)という器官がある。オスが放出した精子は、メスがそれを使うかどうか決めるまで、この受精嚢にとどめられる。
精子を使うと決めればメスは受精嚢から精子を絞り出して卵子を受精させる。望まない精子は体外に排出するか、受精嚢のpH値を変えて殺してしまう。
「メスは跳ね飛んで逃げられたオスの精子を受け入れ、自分が簡単につかまえられたオスの精子は処分しているのかもしれない」(研究者)
マツガエウズグモのメスが巣を離れることはほとんどない。一方、オスは1匹のメスと最大で6回交尾した後、別の巣に移る。
オスグモは交尾の前に、相手のメスの巣と自分の身体を糸でつなぎ、交尾後にこの糸の助けを借りて脱出する。
研究者が交尾の最中にこの糸を切っても、オスは跳ね飛んで逃げることはできたが、糸を伝ってはい上がることはできず、地面に落下した。
オスが飛んで逃げた後にこの糸を伝って同じメスの元に戻り、交尾を繰り返すこともあった。
研究チームは今後、オスの跳躍能力と、繁殖を成功させる能力との間に相関関係があるかどうかを研究したいと話している。
つまり、、、
交尾後にメスグモ(以下、クモコ)に
捕食されないよう、
超高速で逃げ出すクモオが発見された。
という内容です。
※素人目でツッコミ入れたいところは諸々ありますが、今回はここをフォーカス!
そもそも、
クモはメスがオスを捕食するってご存知ですか?
私は虫が嫌いなので、
そのタイプの生き物は、
カマキリくらいなものと思っていたのですが、
クモにもその種がいると思った途端、
なんだか情が湧いて毛嫌いできなくなりました。
生き物の生態は元より、
その生き物であるがゆえの宿命に、
情が湧いてきます。
さて、
本題に戻って、
交尾後逃げ出すクモオの速度についてですが、
記事では、
・秒速88センチに達する猛スピードで跳ね飛んでいた
・最大で毎秒469回転しながら飛びのいて逃げることもあった
とあります。
本記事の主人公クモオ(マツガエウズグモ)の体長は、約3ミリあるようですが、
そうなると、
この跳躍は、
明らかにチート級ですよね。
自分の体の長さに対し、
293倍もの距離を1秒で跳んでいるんですよ。
これを日本人の男性平均(171cm)で計算してみると
171×293=50103cm
50103÷100≒501m
出ました世界!
秒で501m!
生命に危険が及ぶとき、
もしかして人間も????
なんていう、
発想が止まりません。
この記録が出る自然界、、
シビアだけど、
なんか、すげ〜。
速度で示されてるので、
クモオが実際に飛んだかは定かではないですが、
わかりやすく距離になおして、
しかも人間に置き換えてみると、
すごさが浮き彫りです。
また、
ついでに興味深いのが、
クモコがクモオを食らう理由について、
「メスは跳ね飛んで逃げられたオスの精子を受け入れ、自分が簡単につかまえられたオスの精子は処分しているのかもしれない」
と、ある研究者の推測。
捕食という行為が、
より良い遺伝子を残すために、
クモコからクモオへ課す試練と捉えると、
このクモ、
あと何百年したら、
最強のクモになっているのかもしれません。
そして、その時、
戦うのはもはやクモコではなく、
地球侵略を企てた、
謎の生命体なのやもしれません。
これが、
いわゆる、
リアルスパイダーマンの世界。。。。。
SFチックにもっていっちゃいましたが、
リアルなスパイダーマンの世界も面白そうと思っていただけましたか?
最後に、
念のためですが、
今日話したクモオの超速で逃げる話は、
あくまで生命危機回避の策なので、
人間であるうちは、
営みの後、超速で逃げるみたいなのは、
絶対やめてあげてくださいね。
また、
クモコは推定では遺伝子見極めのために
捕食しているそうですが、
人間であるうちは、
人間食べないでくださいね。笑
以上、リアルスパイダーマンのお話でした!
では、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?