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昔の自分に伝えたいこと

学生時代、わたしは優等生でした。

生徒会とか委員長とか、
そういうのはやらないのだけど、
先生の言うことをよく聞き、
勉強もよくする生徒だったと思います。

面談では、
「みんな、うみさんだったらいいのに」と、
担任の先生は母へ伝えたことがあるくらい。

だけど、就職活動はボロボロでした。

聞いたことありませんか?
優等生だから、
就職活動がうまくいかないっていうの。

言うことを聞いて育ってきたから、
考える力がないとか。なんとか。

わたしは、まさに、
その典型だったと思います。

わたしは会計士試験に合格した2010年は、
就職氷河期でした。

会計士試験に合格した人は、
監査法人に就職するのが王道です。

わたしも監査法人の就職活動をしました。

当時は、女性を採用する傾向があるとか、
学生現役は強いとか言われてましたけど。

どちらにも当てはまったし、
大学院の成績は主席でした。

だけど全滅だった。

辛くて悲しくて、
数年振りに家族の前で泣きました。
くやしくてくやしくて、涙が止まらなかった。
止めることができなかった。

だって、中高から、
勉強を頑張ってきたし、
会計士試験や大学院の勉強も、
ずーっと頑張ってきたから。

もっと勉強しておけばよかったと、
言う人がいますが、
わたしは勉強してきた自信がありました。

だから、今までやってきたことが、
全部無駄だったのか、
自分が全否定されたような気持ちになったこと、
今でもよく覚えています。

だけど、運良く、
拾ってくださる会社があって、
就職することができたのだけど。

今振り返ると、
監査法人に受からなかった理由が、
めちゃくちゃわかる。

監査法人へ転職してから、
とても身に染みましたが…
監査が性格に合わなかった。。。

監査は、懐疑心という、
人を疑うことを前提で動かないといけない。

わたしは、人を疑うというのが、
ほんとに合わなかった。

そりゃ、わたしも人を疑うこともあります。

だけど、常に人を疑うと、
自分のことまで疑う気持ちになってしまった。

結局、監査は1年ちょっとでやめました。

それを面接官の方々は、
気づいておられたように思うのです。

そして、最初から監査でなく、
普通の会社に就職させていただき、
前職の上司に出会うことができました。

その方に、社会人としてのマナーを、
教えてもらいました。

だから、その上司とは、
連絡のやり取りをさせていただいてます。

監査法人にそのまま勤めていたら、
教えてもらえなかったことも多いと思う。

あと、TOEICも勉強して、受けていました。

大手の会社だと、
受験料の補助金が出るところもありますが、
わたしが勤めていた会社にはなかった。

当時付き合っていた彼が、
会社でTOEICを受けさせられる。
みんな嫌がっている。
と話してきてわ
めちゃくちゃイラッとしたのを覚えています。

受けさせられる、やなくて、
受けさせていただいている!だろーが!
心の中で叫びました。

話がそれました。

あの時、就職活動がうまくいかなったから、
得られたものがすごく多くって、
当時は地獄にいるような気持ちだったけど、
今は、あの時が転機だったと思います。

あの時がなければ、
転職することもなかったし、
東京へ来ることもなかった。

そしたら、
今の夫や子どもにも会えていない。

今のわたしは、いなかったと思います。

代わりに、別のわたしがいたと思うし、
それはそれで幸せだったのだと思うけど。

今、この瞬間、今のわたしとして、
迎えることができていること。

本当に幸せだと思います。

就職活動が辛かった頃のわたしに伝えたい。

一生懸命がんばってる。
すべてうまくいく。

未来のわたしが、今のわたしに同じことを言ってくれていると思いながら、
今日も楽しんでまいります。

今日もありがとうございます。

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