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看護と介護とこの街と。

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実家のある街に20年ぶりに戻ってきました。いろいろな場所で経験したことを、ここで活かしたい。看護がすき。この街もすきになりたい。高齢者がおおい場所だけど、きっと高齢者も若者も住み…
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#看取り

大正生まれの、最期のうた。

「あ、今夜かもしれない。」 「ううん。。。明日まではもたないかもしれないな」 ご本人の呼…

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死と生、と生、と死。

「こぼさんように気をつけりぃよ」 とおくから声が聞こえる。 わたしは、目の前にいるおばあ…

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「どこで死にたい?」と聞いてみた。

「どこで死にたい?」 そう聞くと、父は「病院」と言った。 まわりのひとに合わせようとしたり…

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エンゼルケアがすきなのです。

ねむい。非常にねむい。もうあたまがぼーっとしていて、いつシャットダウンしてもおかしくない…

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だれの価値観をたいせつにするのか。

「お風呂に入れてさしあげたいとおもってるんです。 ただ、今の状態だと、呼吸が止まってしま…

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家族のなかで意見がちがうとき、どうしたらいいのだろう。

「わたしは痛みさえなければいいと思ってるんです!」 意見の違う家族がいるなかで、状態を説…

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看取り時の点滴は《悪》だと決めつけていた。

「食事食べれてないから点滴しようか」 そんな感じで点滴をするかどうかが決められていく。 いちおう、「食事が5割以下が2食続いたら点滴をする」という指示のもと、点滴はおこなわれるのだけど、その量やスピードはまかされていることがおおい。 高齢者は老いていって、食事がだんだん食べられなくなっていく。食べられなくなって、そうしてなくなっていくのが自然なんじゃないか。そう考えていた。それに、食事がとれなくなった細いからだをしばりつけて(駆血帯で)細い血管を必死にさがし、血管に入った

家族への説明、どうしてますか?

「わたしだったら、突然倒れても延命しないでほしいもん!」 以前の職場の先輩たちに、今のし…

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