「晩年に想う」
「晩年に想う」
私は既に70歳になった。人生では晩年である。(現74歳)
想えば随分長生きしたと思う。
私は40数年「創造的人間関係」の土台形成の為にソクラテスの手法である対話法を今日に相応しい方法、「魂の遠近法」を用いて分野問わず、様々な個人と関わって来た。
私に残された人生は少ない。今までの方法自体は根幹にあるが、自ずと優先順位や表現手段を変えねばならぬと感じる。
如何に後世に自分の伝えたいことを残すか?である。
手段として絵画表現、言語表現は自明としても他にもあるのでは?とも考えている。
自明の事であるが「人は自分の欲する事しか欲しない」。
相手の能力以上に踏み込めば暴力となる。しかし、個人の可能性を観続け、育成する刺激を放つことは出来る。それしか出来ぬと言ってもいい。
だが、直に放てば逆作用となる。故に間接的にしか出来ない。
今日の相対的世界観が蔓延している状況ではこちらも相対的に処する事しかできぬのである。
今日流行っている「間」を詰めずに、である。
2020年6月3日
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