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#ねこ
ふさふさしっぽのボニョ
我が家に初めて「ミー」ではない猫が来たのは、小学校の3~4年の頃だったと思う。私の住んでいた地域は田舎という事もあり、近所づきあいがかなりフランクで、どこかの家で犬が産まれたり猫が産まれたりすると、とたんに地域にそのニュースが知れ渡った。
すると、私を含む小学生の一団は、飼うわけでもないのに放課後に仔犬・仔猫の見学ツアーを組み上げ、その家へと押しかけては仔犬や仔猫を撫でたり抱き上げたりしてい
ストーカー猫ニャオン
私にとってミー達は、どちらかというと「祖母の猫」という印象だった。初めて「私の猫」と意識した猫は、社会人になってから我が家に迷い込んできた一匹の猫だった。それがニャオンである。
ニャオンと出会ったのは、社会人になってから3~4年経ったころだと思う。大学を卒業し、地元の会社に就職した私は、実家に戻っていた。しばらくは猫とは縁もなく過ごしていたのだが、ある日、一匹の猫が我が家に迷い込んだ。