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「硝子のプリズム」松田聖子の歌詞に浸る④

大好きな聖子ちゃんの、大好きな歌の歌詞を写経することで、松田聖子の歌の世界に浸ってみようと思います。

「硝子のプリズム」は別れの歌、平たく言えば振られちゃう歌ですね。悲しくてしかたがないけど、ギリギリのところで“いつもどおりの私”でいようとしています。
まだ好きだけど、明るく「じゃあね」って彼の車から降り、駅までの道で泣いたことでしょう。
こうして少女からすこしづつ大人の女性に成長していく、未来への明るさを感じる失恋ソングだと思います。

余談ですが、「赤・燈・黄・緑・青・藍・紫(せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し)」って虹の七色、この歌で覚えた人は多いのではないでしょうか?私もです。

「硝子のプリズム」

さよならって言葉 普通っぽいし
握手も嫌みたい そらぞらしくて
助手席になじんだ身体のライン
明日からあの娘が脚を組むのね
私よりKISSが上手?
そんなこと聞けるわけないね
硝子のプリズム
あなたとあの娘と私
硝子のプリズム
綺麗な三角形ね
赤・燈・黄・緑・青・藍・紫
もう...屈折しそう

仇名で呼びあった二人なのにね
名前に「さん」つける距離が哀しい
歩道橋のとこで車を止めて
駅まで歩いたら電車で帰る
あの娘にささやかれると
ときめくの?あの頃みたいに
硝子のプリズム
涙と吐息とジェラシー
硝子のプリズム
陽射しが海に傾く
赤・燈・黄・緑・青・藍・紫
もう...屈折しそう

懐かしいペアのTシャツ
あの娘とのデートに着ないで
硝子のプリズム
あなたとあの娘と私
硝子のプリズム
綺麗な三角形ね
赤・燈・黄・緑・青・藍・紫
もう...屈折しそう

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作詞:松本 隆
作曲:細野晴臣
編曲:細野晴臣・松任谷正隆

シングル第18弾「ピンクのモーツァルト」B面収録
リリース:1984年08月01日

ベストアルバム「SEIKO・TOWN」9曲目収録
リリース:1984年11月01日

▼~あの娘とのデートに着ないで~の、「で」の歌い方が切なくてキュンとなっちゃいます。