話がちがーーーーう😭
昨日の記事の続きです。
そもそも、こんなにもヘッドのポジションを期待しているのには訳があって、推しとのメッセのやりとりの時に推しの方から「(願いを込めて)来シーズンはヘッドドラムメジャーを応援してくれたら嬉しい」というメッセをもらい、決定したのかと勘違いした私が、大喜びしてしまったのが大きな理由です。
デリケートな問題だと思うから、決して私から聞く事はせず静観するつもりが、まさかのそんな嬉しいメッセだったものだから、(願わくば)的な想いが込められていたなんてまったく気付かずに、とんでもないテンションのお返事を出し、推しに訂正される…といういきさつ。
期待を抑える事ができないのは仕方ない話なのです💦
そして、決定の際には、試合前でも必ず知らせる…という言葉をもらっていたので、連絡を待ちわびるしんどい日々を過ごしました。
SNS上ではバンド公式アカウントの記事の更新が活発になってきて、「もう結果はわかっているはず!」と、どうにも結果を待ちきれない私は、忙しいのを承知でお伺いのメッセージを送ってしまいました。
すぐ返事が来ました。
この返事が来た時の私の落胆は、その出来事から数か月経った今も深い心の傷になっています。(大袈裟な表現ですが本当にこう思ってます)
「昨日わかったのですが、残念ながらヘッドドラムメジャーになれませんでした」
目を疑いました。
その絵文字も付いていない簡単な文を何度も何度も何度も読み返しましたが、結果は覆りませんでした。
嘘でしょ?そんな事ってある?
私は再び、迷惑も省みずすぐさま長文のメッセージを送ってしまいました。
・推しをヘッドに選ばなかった運営陣に対する落胆の気持ち
・そこにはもしかしたら人種問題も絡んでいるのではないかという憶測
・ヘッドじゃなくても応援する気持ちに変わりはない
・ジャスティンに落胆しているわけではない
・どんなに端っこで小さく映っているジャスティンでも探し出し、
全力で応援の気持ちを送る
既読は付きません。
何時間かして、送ったメッセージを読み返して我に返った私は
「内部の事情を知りもしない私が、勝手な憶測でいろんな事を書いてしまってすみません」と謝りのメッセージを送りました。
するとすぐ既読が付き、しばらくすると返事が来ました。
「残念な結果ではあるけれど、自分は全力を尽くすのみ。
そして全力を尽くした先に見える風景を楽しみにしている」と。
また、私に対する気遣いや感謝の気持ちも綴ってありました。
もう… 私は励ましたかったのに、逆になだめられているではないの…😭
なぜヘッドに任命されなかったのか推測してみました。
まず、やはり無視できないのは、推しがたった1人の白人である事。
公立高校のマーチングバンドで推しが先頭に立ちバンドを率いている様子がバズった時、大半がそれに反発する声だったそうです。
公立高校は結果的に黒人の比率がとても高く、そのビデオも「黒人たちを率いる一人の白人」という構図だったので、大勢の人がそこに反感を覚えたそうです。(もちろん称賛の声もたくさん挙がったようですが)
本来誰もが通える公立高校での事ですらこうなのですから、HBCU(歴史的黒人大学)となるとその比ではないのでしょう。
その昔、黒人が大学に進みたくても差別により進学に対して大きな壁が立ちはだかっていたという背景をがあって設立されたわけで、その「黒人大学」のマーチングバンドにおいて白人が頂点に立つ事を目指していたのです。
それは傍から見てもとてつもない事なのだろうと簡単に想像できます。
ライバル大学ではヒスパニック系の男の子がヘッドの座を掴んで話題になっていましたが、それとはわけが違うんです。
変えようのない歴史が立ちはだかっているのです…
またアラバマ州は、いわゆる黒人差別の歴史において重要な出来事がいくつも起こった場所であり、アメリカの中でもその差別問題が色濃く残る地でもあります。(歴史に詳しくないので、ざっくりとした解釈ですみません💦)
そしてタイミングとして無関係じゃないな…と思っているのが、推しがヘッドに選ばれなかった事が判明したとされる日の前日辺りに、あの地域で白人と黒人が乱闘騒ぎになったという事件が大きなニュースになっていました。
これは「ヘッドに選ばれなかった」事とどうしても結び付けてしまいたくなる出来事でした。
もちろん、感情的な腹いせとかそういう事では無く、運営陣としては結果的に推しの身の安全を図ったのでは?とも思っています。
そして、純粋にマーチングバンドの演奏やパフォーマンスでの評価がないがしろにされ、白人の…あの高校時代の話題になった男の子が、バンドのトップに立った!という事だけが騒がれる事になるのを危惧したのではないかとも思っています。
例年よりもヘッドの発表が遅れたのも、そういう事を全体的に鑑みて慎重に判断を下したからなのでは?と考えると、しっくりきます。
そこを本人に問いただすような事はもちろんしていません。
全ては私の勝手な憶測だし、結果が覆るわけでもありません。
「推しがヘッドにならなかった」
この事実だけが私に深く深くダメージを与え続けるのでした。