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岩手県のとある陶器店の2024年上半期ECサイトについて

日ごろは梅森陶器店をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
2024年も気づくと7月、あっという間に1年の半分が過ぎちゃいました。
今日はざっくりながらデータで2024年上半期の当店ECについて振り返ってみたいと思います。内容としては大きく2つになります。

・どんな決済方法が使われているのか
・ECに訪れる方の参照元URL

以前にも同様の内容で記事を投稿しております。
正直過去のデータとそこまで大きな違いはありませんが、現在ECサイトを運営している方やこれからECの開設を検討している方の参考にしていただけたら嬉しいです。

当店のECサイト概要はざっくりこんな感じです。

梅森陶器店ECサイトの概要

開設:2015年7月ごろ~現在(2020年リニューアル1回)
ECプラットフォーム:カラーミーショップ
デザイン:カラーミー有料テンプレート(MONO)
取り扱い商品数:約600点×各種カラー・デザイン
コンテンツ制作:撮影・文章作成などは自力
決済方法
・銀行振込(EC立ち上げ当初から)
・ゆうちょ振替(EC立ち上げ当初から)
・代金引換(EC立ち上げ当初から)
・クレジットカード払い(2020年4月から)
・PayPay(2021年4月から)
・AmazonPay(2021年12月から)
・楽天Pay(2023年12月から)

どんなEC決済方法が利用されている?

2024年1月~6月のEC決済利用振り分け一覧がこちらになります。

  1. AmazonPay 56%

  2. クレジットカード 20%

  3. PayPay 8%

  4. 楽天Pay 7% (2023年12月~導入開始)

  5. 代金引換 4%

  6. 銀行振込 3%

  7. ゆうちょ振替 2%

1番ご利用いただいているのが「AmazonPay」で全体の半数を超える56%で圧倒的な利用率となり、次いでクレジットカード、PayPayとなりました。
過去2年間にわたり何度か同様の記事を投稿しておりますが、この順番は毎度同じとなっております。

当店では圧倒的な利用率のAmazonPayですが、決済時にお持ちのアカウントでログインすれば面倒な個人情報の記載の必要がないなど利用編での利便性も大きく、またAmazonブランドからくる安心感(世界水準のセキュリティとそのショップがAmazonPayに認証されているサイトだということ)など、利用者様にとってはメリットが多いように思います。

また、同じく日本のEC業界の巨塔でもある楽天の決済サービスである楽天Payですが、2023年12月から導入を開始してみたところ思っていたよりも利用者様が多くなかったというのが正直な感想になります。
しばらくは継続していきますが、もしかすると今後一度終了してその分の予算で他の決済方法への検討をしていくかもしれません。

もしも現在ECをやられている方で
「うちのショップではこんな感じでしたよ」「うちとは全然違いますよ」
などあったら是非教えていただきたいです。メールや各種SNSメッセージなどでもOKでーす。

利用者様に様々な決済の選択肢を用意する

何の決済方法を導入するのがいいのかという話になると、基本的には「できるだけ多様な決済方法を用意する」ということにはなると思います。

決済方法を増やすいうことはそれだけ
利用者様にも選択が増えるということ、
決済について何を優先するのかは
「セキュリティ」「手軽さ」「お得になる」「ポイントがたまる」などなどお客様によってそれぞれ異なるので、その様々なニーズに応えるためにも多種多様な決済方法を用意したいところではありますね。

とはいえ決済方法を増やすということは、もちろんその分管理の手間も増えますし、基本的には決済ごとに固定料金や異なる決済手数料もかかります。

自社サイトの現段階の売上と目指す売上目標、客単価と件数、ターゲット、販売商品などの現状把握と将来的な展望、いろいろな部門や角度から少し具体的に検証・想定して設定してみるのがいいと思います。
当店でも運営をしながらお客様からの声や世の中の流行りをみて、少しずつ追加や変更を進めてきました。
導入後にかかる費用に対して思った成果が得られない場合はそれをやめて、他の方法を検討するのはありだと思います。

お客様は何をみてサイトに来てくれた?

続いては「お客様はどうやって当店のECに来てくれたのか」についてです。

以前の投稿でも記載しましたが、昨今のEC集客の方法というと
「SNS運営」「WEB広告」「SEO対策」が主流だと思います。

当店におけるその3種の取り組み状況は
「SNS運営」ー ◎ 集客のメイン 
②「WEB広告」ー × やっていない(SNS広告も)
③「SEO対策」ー△ カラーミーAIアシスタントを利用してやり始めた
個別に少し説明すると

①「SNS運営」

2024年6月現在で
Instagram フォロワー約82,000人
X フォロワー約13,000人
が軸になっていて
それ以外にはFacebook、Threads、note、YouTube、Blueskyのアカウントを持っています。
基本的には
「Instagram」と「X」は各々毎日投稿(テーマは同じで文章を多少調整)
「FB」はInstagramの自動連係(正直効果はないと思っている)
「Threads」「Bulesky」はInstagramと同じ内容をコピペ投稿
「note」は月1回程度(毎月のECランキングを主に投稿)
「YouTube」は器の使い方などをショート動画メインにときどき投稿
(役割としては「EC商品紹介ページの動画リンク用」といった感じ)
※LINE・TikTokはやっていません。

②「WEB広告」

WEB広告はSNS広告含めてまだやったことが無いです。
興味はありますが、情報・誘導が多く、現状どう仕掛けていくのいいのかと効果検証が難しそうなことがあります。
もう一点としては多くの個人店さんにも共通するのではないかと思いますが正直なところそこまで広告に費用をかけられないことがあり、対して無料で取り組めるSNSに高い可能性を感じていることがあります。
今後チャレンジしていく必要性はでてくるのではと思っているので、どんなものが「効果的か・流行っているか」などは調べるようにはしています。

③「SEO対策」

SEOについては、カラーミーショップの商品登録内のカラーミーAIサポートに「各商品のdescriptionのSEO設定をAI生成してくれる機能」が追加されて以降その機能を活用してすべての商品ページを設定しています。
ボタン1つで生成してくれているのでとっても便利。(要確認&手直し)

参照元URLの割合

以上を踏まえて2024年(1月-6月)の参照元URLの振り分けがこんな感じです。

  1. Xから 46%

  2. Googleから 25%

  3. Instagramから 12%

  4. Yahoo!から 9%

  5. その他 8%

一番流入が多いのは
フォロワー約13,000人のXからとなりました。

ここ2年くらいの傾向ですが
最もフォロワーが多いInstagramよりもXからの訪問の方が多くなっています。やはりXは投稿にリンクURLが直接貼り付けられるというメリットが大きいと思ってます。

Instagramは年々減少傾向で全体に対して
2022年(1-12月)31% 
2023年(1-12月)15%
2024年(1-6月) 12%
となっています。
あくまで当店の場合ではありますが
Instagramについては古参アカウントを中心に
昨今インプレッション減少傾向・伸び悩みについて感じている方が多いようですね。

Instagram減少傾向のなんとなくの考察としては
リール(ショート動画)全盛の流行に当店の投稿がついていけていない笑
②度重なるInstagramアルゴリズムの変更

参入アカウント増とテレビやYouTubeの切り抜き動画が人気

こんな感じかと思います。
上記①②③それぞれに関してや、各種SNSについては個人的な細かな考察もありますが、それはまた機会がありましたら。
(考えること・感じることがいろいろありますがなかなかまとまりそうにないのと、とにかく移り変わりが早いので、数か月後には全く役に立たない情報になってしまうことも多いので!)

決済の方にも書きましたが、多様な手段を用いることは今の時代にとっても重要なことなのであまり決め打ちせずに幅広く柔軟に、そして新しいものにもチャレンジしていくことが大切だと思っています。
もちろんこれからもInstagramはじめ各種SNSの更新も楽しみながらやっていきますし、何か他の情報発信手段が出てくれば積極的に取り組んでみたいとは思っています。

まとめとして

岩手のとある陶器店のECサイト2024年上半期についてのデータを元にまとめてみました。

日ごろの業務をこなしながら大変とは思いますが、せっかくサイトを運営しているのだから、自社サイトについて定期的にチェックすることはとっても大切だと思ってます。
・どんな決済が多いのか
・どんな商品が売れているのか
・どんな地域からの注文が多いか
・どんなページがよく見られているのか
・月ごとの偏りや傾向はあるのか
などなど、、、

私は意識づけのために月初にECのデータを整理してリスト化し
noteにてランキングの投稿をしてみたりしてます。

noteでやってみたいこと

このnoteでは岩手県にある個人陶器店の日常や商品の紹介に加えて、こんな感じでSNS運営やECサイト運営なんかについても実体験をベースに投稿していきたいと思っています。
もしも「こんなこと知りたい」などリクエストいただければ、「絶対記事にします」とお約束はできませんが挑戦はしてみたいと思います笑。
応援いただけるとやる気もでるのでよかったら「フォロー」や「スキ」をお願いします。

InstagramやTwitterなどでも日常や商品についてご紹介させていただいておりますので、そちらもよろしくお願いします。


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