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逃げ恥~生きるって感情過多~

みなさん、こんにちは。

独身女性のたわごとを勝手に語るので、聞いていただきたい。

押し売りごめん。


逃げるは恥だが役に立つ

1月2日に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』を皆さん見ただろうか?

無痛分娩や選択的別性、コロナ、同性婚、リモートワーク、男性の育休など、現代社会の問題提起が盛りだくさん。

しかし、この話題がドラマで取り扱われていることこそが、人々が自分を表現し生きやすい社会に繋がっているように感じた。

平匡さんの「それでも世界は美しい」というセリフに表れている通りに、希望のもてる素敵なドラマであり、皆さんもそれぞれの立場でたくさん考えながら見られたのではないだろうか。

自己実現に向けて、自分は自分で良いんだ、楽に生きていいんだと感じることが出来た。

単身女性に求められること

 今回の作品の中で、産休や育休の長期休暇における職場への負担に対し、もやもやしているという職員の立場からの発言があった。

それに対し、「人間が働いている以上、休む可能性は誰にでもある。そういったときに必要なのは、誰かが休んでも仕事が回る環境を常に整える事。誰かが休んでも仕事が回るようにするのは、リスク管理の一環。それを考えるのはリーダーの役割。」といった発言があった。

しかし、産休や育休に当たっては女性であっても、育休や産休に対しもやもやを感じる事が多い。むしろ、同性だからこそよりもやもやしてしまうのかも知れない。

女性が、産み育てると決めたということは、そこに選択があり覚悟をしたということである。

単身の場合は、結婚するという選択肢がないだけ(しないと選択した方もいるだろう)で、職員の家族計画に仕事内容が影響されてしまう。

そこの差にに対し不平等感を感じてしまうから、もやもやが生じるのではないだろうか。


そして女性であると、同じような場面でも

「あなただって子供を産むかも知れないんだから、順番だよ」

と管理者から実際言われたこともある。

もちろん、その方に悪気はなく、実際に女性社会であると育休産休はお互い様である。

しかし、私がそこで芽生えた感情は、なぜ私が男性が好きで、子供が産める身体であり、尚且つ「産みたい」と思っていることが前提で話しているのだろうかという疑問である。

女性が好きかも知れないし、一人が良いと感じているかも知れない。

パートナーがいても子供は産まないという選択をしているかも知れない。

ちなみに、私は子供を産むのに努力がいる身体であり、そう決めつけられると正直ちょっときつかった。

これも、ゆりちゃんが言う、ある意味呪いなのかも知れない。

そして、この産休や育休へのもやもやを抱くたび、発言する度に嫌な女へと近づいていっているような気がして、自己嫌悪に陥るのだ。


子供を産む、育てることの大変さ

もちろん、子供を産み育て、家庭を作る方も大変である。

女性が働き、自分の子供を産み、育てる。

こう書くと、特別な事に聞こえないが、想像以上に大変で、いろんなことが変化し、犠牲にすることも増えてくる。

私も今まで2か所で働いたが、女性の働き続けるって本当に大変である。

不妊治療をし定期的に受診が必要であり、生理周期に合わせて急な休みも取らないといけない女性もいた。

妊婦になり、悪祖がひどく数週間にわたって仕事にいけない女性もいた。

妊娠後期でも、頚管長が短くなり、切迫早産のリスクで絶対安静となる女性もいた。

産休明けて仕事に入っても、一年ぐらいは託児所や保育園で風邪や感染症のかかり合いであり、急な熱発も珍しくない。

一人目が落ち着けば、二人目の妊娠であったりと、このローテーションが繰り返されるのだ。

その度に、「ごめんなさい」と周りに女性のみが頭を下げるのだ。

そんな思いを噛みしめながら、働いている女性がいることもすべての人に知ってほしい。


感情過多で何が悪い

妊娠報告の嬉しい報告であっても枕詞に「ご迷惑をおかけします」と謝らないといけないのだろうか。

妊娠報告を聞いて、「おめでとう、良かったね」と言いながら、「まじかー。仕事分担どうしよう」が頭をよぎってしまうのだろうか。

なぜ、単身であれ、夫婦であれ、母親であれ、生きる女性には乗り越えないといけない壁や理解してもらうのに時間がかかることが、こんなたくさん待ち構えているのだろうか。

もう、生きているだけで感情過多でお腹いっぱいである。


お互いの立場や役割で視点がここまで変わるのだ。不平等感やもやもやを感じるのは当たり前である。

役割とは何だろうか。

役割の意味                            2、社会生活において、その人の地位や職務に応じて期待され、あるいは遂行しているはたらきや役目                      ーGoogle 翻訳引用―

必要以上に相手に役割を押し付けていないか、自分に勝手に役割を押し付けていないだろうか。

よく見る女性のライフステージのイメージが、結婚→出産へとステップアップしないといけないとは誰が決め、誰のためのライフステージなのだろうか。

幸せになるために、周りが決めたステージは必要なのであろうか。

自分が自分らしく幸せに生きる権利を自分でしっかりもちたい。

そう強がりをここでは言わせてほしい。


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