DO YOU HAVE (A)異名?

わたしは今昔、そしてこれからもノーベル賞をとれそうにないですが、マァとれるならとるほうがいいし、くれるならありがたく頂戴するつもりです。

それくらい普通に生きてきて、誇れるような趣味特技もないのですが、褒められたのを明確に覚えていることが2点あります。

それらに付けられた異名とともに紹介しましょう。


1.髪質

サラサラだとさんざんもてはやされてきました。小学校高学年あたりからサラサラ~!と言われるようになり、自身の髪質に自信を持ちはじめます。ただシャンプーのつぎにリンスをしているだけだったので、なんでそんなにサラサラなの?と聞かれるとそう答えました。

あまりに褒められるので得意になり、リンスはどれくらいの量?と聞かれると500円玉大に手で丸を作ってこれくらい、といっていたのが、次第に調子づいてきて10円玉、1円玉、果てはそれより小さい大きさを示すようになり、ギャラリーを沸かせる毎日でした。

付いた異名は「髪エリート

天然パーマ持ちの母命名です。髪エリートのニュアンスをひしひしと感じながら早幾年。特に雨の日に言われることが多いです。仕事から帰ってきて、「こんなライオンみたいにぼわぼわになっちゃった!」的な母一言、わたしが喉の奥でクックックと笑うとその瞬間!

「いいわねぇ~髪エリートさんは!」

の決め打ちです。

美容師にはまっすぐ過ぎてパーマがかかりにくい髪質だ、と言われることがあるけど、パーマなんてかけませんから。


2.白目

特定の眼科医に複数回褒められました。わたしは目が悪く、小3からめがねっこです。それ以来毎回小学校の眼科検診で赤紙をもらうので、定期的に通院していました。その眼科には待合室にすわる子どものわたしを、勝手に似顔絵にしてよこしてくるような、今思い出すとちょっとアブナイ医者がいたりします。

中2になりコンタクトレンズを装着し始めたので、通院頻度は3,4か月になり、現在に至ります。角膜がはがれてしまったときのお世話をしてくれたのもそこです。

付いた異名は「白目美人

ハードコンタクトレンズ装着の母命名です。わたしがコンタクトレンズを使い始めて、その定期健診をしばらく担当してくれてたツルツル(※頭部が)の眼科医がいました。眼科医に目を見せるたびに

「白目がきれいです」

と言ってきます。毎日毎日たくさん患者がくるから、顔なんて覚えているはずがないのに、それでも毎回行くたびにきれい、と言ってくるからこれは正真正銘ホンモノのきれいな白目なんだと思いました。早速得意になって母に報告すると、

「アラッ、白目美人だね」

と笑います。例によって白目美人の感をずっしりと受け取り、23歳になりました。


このように、大したようなことでもないことで喜んで、わたしは元気に育っています。


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