ズル休み3日間

こんなわたしも、会社員2年目になりました。

高校生以来の、規則正しい生活を一年なんとかやり過ごすことができました。

しんどくも、大学生でいるよりもずっと楽だと感じています。

大学のような自由さを飼いならせなかったわたしには、決まった時間に家を出なきゃならない環境は、あっているからです。

なんとか早起き頑張って、電車とバスの通勤は慣れたものです。

会社にはいまだに慣れないけど。

三年目までは今の事業所で、そのあと2年間は本社営業をやり、その後もろもろ決める流れになっています。

自分の意思表示が反映された配属だから、文句を言ってはいけないといい子ぶっていたけど、そんなこともう言ってられません。

重く、どんよりとした環境が合いません。

そのおかげで不登校ならぬ不出社改め、ズル休みをしてしまうことが多々ありました。

この前は、なんでかわからないけど、バスで席を譲られ、なんでかわからないけど、泣いてしまいました。

先日なんと連続3日ズル休みしてしまったので、そのことを思い出してみます。


ズル休みの理由は、完全に環境の改悪が原因でしょう。


3月に事業所内異動をしました。

物理的環境は改善され、当たり前に空調設備があるし、窓もあります。

しかし、話しかけないと話さない金髪、声大きくまくし立て、あまり他人の意見を聞き入れない姿勢でペースを乱してくる、いつも機嫌が悪い女史、いつも粘着質に再雇用の社員を指導し、ぞんざいに扱っている局の声が聞こえる、などがかなりマイナスですが。

(ちなむと全員コアラッコと同性。ちなむと。)

仕事内容も退屈だけど、上の、特に女史にストレスを感じています。

感じていることを知覚しないように、なんでだかわからないけど仕事がつらいな、と思うようにしていました。

そんなことで嫌だなと思うのが嫌だし、負けた感じが悔しいから。

そう、わたしは意外にもなんと、負けず嫌いなのですよ!!!

だけど異動して2、3週間くらいした週明け、ズル休みました。

注釈ですが、さっきからズル休みと言っているけど、それは一応謙遜した言い方ですからね。

サボりたかっただけだろ、と他人に言われるくらいならはじめからそう言ってしまおうという考えのもと。

あとさらにちなですが、弊社は欠席連絡を入れる際、所属部署の固定電話に電話をかけます。(さらにさらにちな、わたしだけ同じ部署の人の、個人の連絡先を知らされていない説もアリ)

なので休むハードルはかなり高いです。それを飛び越えてでも休みたい状況を知った上でも、貴様はズルと、言えるかな?

さて、欠席連絡を入れたあと、華麗に昼まで眠り、午後は好きなことをしました。

休んだ日は、連絡を入れたときが開放的な気分のピークで、

まあ外が明るいうちはいいけど、だんだん家族が帰宅しだして、外も暗くなってくると憂鬱になってきます。

明日会社に行く気持ちに持っていかなくてはいけなくなるからです。

欠席したあとの会社の行きにくさったらないんだから、ズル休みしたあとは必ず、休まなきゃよかった・・・と決まりきったことを必ず思うのです。

これじゃあただの葦じゃねえかよぉ

とか言いつつ、休んだあとは必ず行けていたのに、今回は翌日も休んでしまいました。

しかも2日目はやばくて、始業後に欠席連絡を入れました。

やばいな・・・と思いながらも、午前中はカスタードパイを焼いて楽しみました。

午後も好きに過ごして、今回は焼いたカスタードパイを翌日の朝ごはん用に会社に持っていくイメージも膨らませることができていました。

なのにその翌日もまた行けませんでした。

さすがに落ち込みました。

このままずっと行けないままになったらどうしようと。

同時に、その行けなくなった理由が前出の女史らによる環境が原因だと認めざるを得ないことにも、情けない思いでした。

仕事が激務で、パワハラの横行するようなブラック企業でもないのに、辛いと思うのはいけないことだと思ったからです。

鬱々と午前中を過ごしていたら、なんと事業所の長が心配しているから電話をかけろ、と前の配属の先輩(タトゥー入れたい願望のある、やんちゃボーイ)からラインがありました。

しぶしぶ連絡をすると、どうしたの、休職もできるけどどうしたい、と深刻気味な話題になってしまったので、いや頑張って行きます、と負けず嫌いと並んで持ち合わせている、伝家の宝刀・やせ我慢を取り出しました。

やせ我慢をするまでもなく、3日も休むとさすがに社会に貢献していない罪悪感に苛まれてきます。

明日行くことは決定してしまったので、社会復帰の一歩として、歯医者と漢方処方の医院をはしごしました。

高すぎる医療費と、多すぎる漢方を胸に、

気持ち新たに翌日出社できました。

各所に挨拶に回る羽目になり、やっぱり休まないのが一番だなと、

ただの葦は考えたのでした。








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