見出し画像

2023/12/6 モリーナセカ

写真はフォンセバドンの山を下ったところにある川沿いの街、モリーナセカ。前回きたときは夏の終わり、巡礼者も水着、遊んでいる子どももいて。巡礼路にはあまりない、軽い穏やかな空気の流れる街だ。今回は冬時間なので明るい時間はすぐに終わってしまったが、こんな感じでクリスマスイルミネーション。橋だけじゃなくて教会にも、街全体がコーディネートされている。日本とはちょっと感覚が違う。美しい。

売店にあるお菓子も楽しくて、細長いパイの上にクラッシュナッツがのっかっているのが14本くらい入っているのを買ってしまった。甘くないのでいくらでも食べれる。7割は自分ひとりで食べてしまった。

山下りで足裏の皮が怪しい感じになってきたのでここに一泊した。前回は毎日足裏に塗っていた摩擦軽減みたいなクリームを、この日からは塗ることにした。効果は出ていて10日現在でまだ皮はむけていない。一方、靴もちょっと怪しくて、ツルッとした石の上に着地すると少し滑るのがわかる。前回の1000kmでかなりやられていルので今回最後まで持てばいいくらいかなと思う。別れが近い。

夏はあまり気づかなかったのだけれど、ポンフェラーダのあたりは牛やら羊やら、家畜がやたらと多い、そしてどこかを境にカンポナラヤ、カカベロス側はワイン畑が多い。巡礼路の前半も、ピレネーからしばらくは牧畜があって、しばらくしてログローニョあたりからワイン畑になる。ずーっと変わってない感じがある。活気がないというわけではないけれど、何というか、こっちがタイムスリップしたような感じになる。

カカベロスの街で荷物を下ろして休憩していたら、前からきたかくしゃくとした感じの爺さんに「おい若いの、先へ行け!先へ」みたいなことを言われる。早速アルベルゲに入って今日のベッドを確保する。

モリーナセカからポンフェラーダを通ってカカベロスまで、22.9km

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?