あの日見てた遠い夢～機能不全家族の再出発～

この前さ、久しぶりに実家に行ってみたよ。

娘2人が、ジジババに会いたがってたし、両親も昔ほどひどい毒親ではなくなったしね。

機能不全家庭だった実家に帰っても
私自身、だいぶ心が揺さぶられなくなり

帰省しても、平穏な気持ちで適当に過ごすことができてる。

昔のこと？
過去にされた仕打ち？

親に言われたひどいこと？

もう、どうでもいい(笑)。

あんなのは過ぎ去った過去だし、いちいちほじくり返して悩むのも面倒じゃん？

それにさ。

子供の頃、私が親に言って欲しかった言葉を、
孫にはちゃんと言えるみたいだわ(苦笑)。

「可愛いね」「賢いね」
「頑張ったね」

親の口からそんな言葉が出るなんて、最初は気持ち悪かったけどね(おい…)。

でも、あの親が孫と接してる様子を見てると、
もう一度、子育てをやり直してるように感じるよ。

私も、あの時もらえなかった愛情や言葉を、
遅ればせながら受け取ることとしよう。

ところで、私には弟が2人いるんだけど、上のは高校卒業と同時に海上自衛隊にはいったのね。

自衛隊に受かる前に、奴は海上保安庁(海猿)の試験を受けたんだけど、

アホみたいにむずかったみたいでさ、

「俺が一生かかって勉強しても、あれは絶対受からんわ」って、

苦笑いしながら試験会場から出てきたっけな…。

そんなあいつがさ…。

自衛隊をやめたんだって。

とはいっても、無職んなったわけじゃないぜ？

さまざまな条件をクリアし、ついに…

海上保安庁に昇格したんだってよ(笑)

試験に落ちた18の時には、想像もつかなかったろうな。

今年、弟は33歳。

あの日見てた遠い夢が、

15年もの時を経て叶ったわけだ。

ほんっと、人生なんて何があるか分かんねぇな(笑)。

「この先、幸せなんて絶対ない！」って決めつけてた時期は、私もあった。

むしろ、アダルトチルドレンだった頃は、そう考えてた年月の方が、うんと長かったくらいだよ。

この歌に出会えてなかったら、今こうして生きてるかどうか…。

だけどさ、幸せになりてぇぇぇ！って、心の中で叫び続けてたら
神様はふいに、チャンスをくれたりするぜ？

つらく、悲しいだけの状況なんて、ずっとずっとは続かないから。

小さな「できた」と
小さな「頑張った」を、毎日積み重ねていこう。

気が付いた時には、すごい力になってるから(笑)。