見出し画像

ホロライブの運動会を見て思ったこと

ASMRを見ていて、夫婦ともども猫又おかゆさんのファンとなり、ゲーム実況を毎日見るなどして、おにぎりゃー(リスナー)となって現在に至る。

昨日、おかゆさんが所属するホロライブで運動会があった。運動会と言っても当然リアルでやるわけではなく、マインクラフト上での運動会。練習風景を事前に見ていたこともあり、マインクラフト上での作り込みはすごいなぁと見ていた。

そして当日。おかゆさんはさんざん練習していたにもかかわらず、障害物競走でビリだった。

おかゆさんの雑談やコラボで出てくるVTuberの人は多少知っているが、ホロライブ自体にはほとんど知見がない。でも、その後もずっと見ている。ふと感じたのは、問題こそあったものの「綺麗」だった頃のテレビ番組だった。

僕が子供の頃に見ていたテレビの世界。今で言うところの「やらせ」というのはたくさんあったのだろう。でも、それも含めて楽しんでいた。というよりも、真剣に笑ったり応援したことはあっただろうけど、見る方もある程度は「わかって」みていた。面白ければよかったのである。過剰な演出があろうともそれがやらせであろうとも、芸能人の人たちが真剣に遊んでいるところを見せてくれさえすればよかったのである。これはネットが普及したあともそうで、2chの本当かどうかわからない話でも、「面白ければ」それが嘘であろうがなんだろうがよかったのである。嘘でも自分自身に影響がないからである。

いつの頃からか、「嘘」が楽しめない人達が増えた。指摘することが喜びとなるような風潮が定着した。そうしたらテレビもネットもつまらないものとなった。フェイクニュースのような、僕が生きる上で影響するような嘘は悪である。でも、僕にとってただ楽しくなるものであれば、嘘でも構わない。演劇を見ていて、都会のど真ん中に右半身がピエロで左半身が半魚人の人が出ていても「そういう登場人物が出てくる話だ」と思うだろう。今の状態は「そんなのが出てくるわけがない」と声高に指摘するのが当たり前となっている。これを何年も嫌な風潮であると感じていた。

ホロライブの運動会をみて、真剣に遊ぶところを見せてくれる人がいることに少しホッとした気持ちになった。裏など見せなくていい。「綺麗」なものがみたい。

フリーランスをしていますが病気で働けないことがあります。記事がなにか琴線に触れたら支援いただけるととてもうれしいです。