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例の病気とは違う切り口で「そもそもオリンピック大丈夫なんだっけ?」

例の病気ばかりでわすれがちなことを振り返る。個人的な立ち位置を先に表明しておくと、僕自身は保守であり自民支持ではある。が、菅内閣は支持していないし、オリンピックは反対。どこが保守なのか?と言う感じもするが、現状はそんな感じ。

そのため、朝日新聞や毎日新聞、東京新聞などの新聞社は基本的に信用していない。が、ことオリンピックに関しては産経新聞や読売新聞が突っ込んだ情報を書かないため、しかたなく朝日新聞等のソースを利用する。

暑過ぎる問題と道路対策

一昨年の今ごろは確か、熱射病などの温度対策をどうしようかと画策していた。以下のようなものが挙がっていたと記憶している。

- 手荷物検査の行列のために冷風機を設置
- テント付近にミストシャワー設置
- 1,300トンほどの氷を用意

実際に今年行われるとして、一昨年前に考えられていたものが採用されるかどうかの情報はどこにもなかった。というより、具体的な策を探しても見つけることができなかった。個々に求められる対策は書かれていたが。

それより気になっているのが、道路対策。熱を蓄積するのを防ぐために遮熱性舗装を採用して実際に使用した。その検証結果も開示されている。


しかし、熱を蓄積しないものの熱を反射するせいで、高さが高い部分では有意差はないものの、50cmくらいの高さの場合は逆に2℃程度暑くなるのでは?という専門家の意見が出ていた。

日刊スポーツ以外だとAERA(朝日系)や東京新聞などの反体制側のソースしか見当たらなかったため、その後の報道はない。しかし、吸収しない代わりに反射して暑くなるというのは至極もっともな意見だともいえる。オリンピックは大丈夫としても、車いすなどを利用するパラリンピックは大丈夫なのか、と当時は不安に感じた。

ちなみに都内での遮熱性舗装の対応地域は以下の通り。

全国的にどの程度普及しているのか。効果はどのくらいあるのか。

今日(2021/06/10)はたまたま全国的に暑く、全国の半分程度が真夏日を記録している。さきほど15分くらい歩いただけでも汗だくだった。涼しいオリンピックは迎えられるのか。


東京湾が汚い問題とその後

トライアスロンが行われる東京湾から下水の匂いがする問題。そもそも会場となるお台場海浜公園は、海水浴場としての水質基準を満たしていないために水辺で顔がつかない程度の遊びしかできない。そこに砂をまいたり牡蛎に毒を吸わせることで浄化を図っていた。最終的に、「水中スクリーン」という方法に効果があったため、三重スクリーンを使って浄化を行っていると見られる。

ただ、どのくらい浄化に効果があったのかという情報が出てこなかった。いくつか組織の調査結果などがあったが、オリンピックに関してのものではなく毎年行われている結果の公表であったため、どの程度安全基準を満たしているのかといった情報は見つけることができなかった。

ちなみにばらまいた牡蛎は駆除作業に1億以上必要になりました。

各地方への移動

元々より、各地方への移動が選手の負担につながるのではないか?という見方がされていた。道路事情は国土の狭さと人口の多さから通常時でも問題がある。そんななか、都内では「オリンピック選手輸送のために高速道路は優先で」といったおふれも出ていた。しかし現在の状態で道路を塞がれることが国民にどのくらい影響が出るのか。

また、地方にしても「都民は他県に出るな」と国民には言いながら選手を移動させることがどれほど矛盾を抱えていることなのか。「オリンピック選手の移動は良い移動。都民の移動は悪い移動」とでもいいたいのか。僕は2年も実家に帰ってないんだぞ。

まとめ

下調べはしつつも思いつくがままに書いたからがばがばかもしれない。「最大限努力する」という政府やIOC委員の意見は聞き飽きた。最大限努力するのは当たり前で、具体的にどういった策を行っているのかが、調べてもわからないことだらけではあった。調べ方が悪いのかもしれないが。

父は2014年に亡くなった。オリンピックが東京に選ばれたときには喜んでいた。オリンピックが東京に選ばれて一番良かったと感じる人は、今の状態になる前に亡くなった人かもしれない、と感じさせてくれるくらいには望まれぬオリンピックである。

フリーランスをしていますが病気で働けないことがあります。記事がなにか琴線に触れたら支援いただけるととてもうれしいです。