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31冊目:カラダ探し/村瀬克俊・ウェルザード

こんばんは、Umenogummiです。

今日はホラーものです。私事ですが、ホラーはちょっと…というかかなり苦手です。
子どものころ、地獄先生ぬ~べ~をみてかなりトラウマ(でもぬ~べ~好きなので、いつか書きます。※2020年11月7日書きました!)

話がいきなり逸れました。

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カラダ探し/村瀬克俊 漫画 ウェルザード 原作

この作品も、かなりトラウマレベル。怖い話、グロテスクな描写が苦手な方はご注意ください。
でも面白いです。

学校に伝わる怪談「赤い人」、それに巻き込まれた少女、少年たちのお話です。

「赤い人」を見た者は校舎を出るまで決して振り返ってはならない。振り返った者は体を八つ裂きにされて校舎に隠される。

赤い人の呪いで、友人からカラダ探しを頼まれた6人のクラスメイトたち。
夜の12時になると強制的に校舎にいて、カラダを見つけ終わるか、全員が死ぬまで終わりません。
探す方も赤い人から逃げながらカラダを探さなければならないのです。赤い人に見つかったらカラダを八つ裂きにされて死にます。見ただけでも、振り返ると赤い人が近くに現れてしまいます。つまりほぼほぼ死んでしまうのです。

見つけ終わるまで同じ日を何度も繰り返します。カラダを集め、終わりに近づくたびに周囲に微妙な変化が。
仲違いや、トラブルを乗り越え、すべてのカラダを集めると…

一章・二章・最終章と、そしてこれらの章を補完する「解」があり、章ごとに主人公が変わり、それぞれがカラダ探しを行います。
一章・最終章は明日香
二章は美雪
解は留美子です。
一章で明日香たちにカラダ探しを頼む遥も、全編でかかわるキーパーソンです。

幕間では赤い人はなぜ、赤い人として恐れられるようになったのか、というサスペンス的要素もあります。そういった部分があるので、ホラーですが怖さだけでなく、知的探求心が働くのかもしれません。

原作はケータイ小説です。
漫画と原作では、ちょっと最終章と解の内容が前後していたり、ラストが違います。マンガの方が大団円感があって好きですね。

夏も近いことですし、一読してみてはいかがでしょうか。


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