186冊目：ライカンスロープ冒険保険／西義之

こんばんは、Umenogummiです。

今日は以前紹介したムヒョとロージーの魔法律相談事務所の作者・西義之氏の作品です。

ライカンスロープ冒険保険／西義之　作

魔王の出現によって、世界は闇と光に分断、光の領域を増やそうと、冒険者たちは危険な冒険へと繰り出していきます。そのせいで冒険者のけがやパーティーの分裂などのさまざまなトラブルが急増してしまいます。

ライカンスロープ冒険保険の社長で元魔法使いの社長（シャチョー　本名・マージャ）と用心棒の部長（ブチョー）によって、そのトラブルを解決に導きます。

冒険者たちは冒険前にパーティー全滅保険や全滅寸前保険などの保険を契約し、調査魔をつけることにより、危機に陥った際には社長と部長の手によって救出されます。

さすが西氏と思わせてくれるちょっと不思議な世界観です。社長と部長は多種多様なトラブルを乗り越えていき、更にパーティーの魔法使いとして冒険していた社長の顔が明らかになるにつれ、この世界の根幹ともいえる魔王のとんでもない秘密を知ってしまいます。

生真面目な社長と自由気ままなボクッコ娘・部長は凸凹コンビに見えますがとてもお互いを信頼しており、くっつきそうでつかない関係がなかなかじれったいです。

冒険ものの裏方さんたちの活躍（でもなんだかんだ冒険することもあります）を描いた作品です。