318冊目:蜘蛛の糸/芥川龍之介
こんばんは、Umenogummiです。
今日は名作短編です。
蜘蛛の糸/芥川龍之介
あらすじ
ある日お釈迦様は極楽の蓮池の隙間から、下につながっている地獄をのぞき込みます。地獄には犍陀多という男がいました。
犍陀多は悪の限りを尽くした悪党でしたが、お釈迦様はその男がかつて一匹の蜘蛛を救ったことを思い出し、ちょうど蓮の葉に止まっていた蜘蛛から糸を垂らし、犍陀多を地獄から這い上がる機会を与えようとします。
感想
どんな悪人でも善い行いをしていれば、更正の機会が与えられ、その機会をどのように活かすかという教訓のお話ですね。
自分さえよければいいという態度では自分も他人も救えないという結末をむかえます。芥川作品のなかでは子ども向けに作られた作品のようですが、大人になるにつれて結末に込められたメッセージやお釈迦様の態度が怖くなります。
ところでコロナ下で青空文庫のアクセス数が上がっているそうですね。かくいう私も^ ^
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