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旅をしながら働く | ブラジリア編

(2020年1月13日の記事を転記しています。)

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アマゾン川で身体中を謎の虫に侵食され、それでもブラジル人に優しくしてもらいなが生還できた、と同時にクレジットカードを止められて所持金も180円になり、食料にもありつけずお腹ペコペコになりながらブラジリアへ移動を開始。

アマゾンで発覚したスキミング事件により唯一持っていたクレジットカードが使えなくなった。webサイト限定で解除してもらったもののuberは未だ使えず、99(uberと似たようなもの、若干uberより安い)が現金払い出来たので手持ちのドルを悪いレートで小額換金し、国内線機内食の心ばかりのクッキーで食べつないでなんとか宿へ到着。

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元同僚の結婚式のためブラジルに来ていた先輩2人と、ブラジリアパレスホテルで落ち合うことになっていたので「とにかく!!パレスホテルに行けば!!」という一心で辿り着いたが、先に着いているはずの先輩①と連絡取れず。

受付から電話してもらうと風邪で寝込んでいるというので部屋に突入して風邪薬を飲んでもらい、体調悪いにも関わらずレストランへ一緒に行ってもらって、久々のご飯を食べさせてもらう。(この時食べた肉とビールはたぶんこの旅一番美味い飯になるに違いない。)

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その後、1週間行動を共にする先輩②が到着したことでHPが劇的に回復。先輩に借金したり、なぜか4万円近く持っていた日本円の現金(南米で日本円現金所持なんてただのリスクでしかないのになぜ…)と交換してもらったり、先輩
たちが呼んだuberに荷物のように載せてもらったり、ビールやご飯を奢ってもらったりしながら生きながらえています。

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ブラジルを抜けるまでは先輩②と珍道中なので、しばらくは飢え死にしかけたり、八方塞がりになって途方に暮れることはない、国境越えてブラジルを出国さえすればクレジットカード解除されるはずだし。(本当に解除されますように…)

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あー、ほんと、持つべきものは結婚式に呼ばれて地球の裏側まで来ちゃうクレイジー
な先輩たち。

パイロットプランと言われ飛行機の形をした都市計画で有名なブラジリア。1967年にリオデジャネイロからブラジリアに首都が移り、行政機関や公共施設の多くの建物がオスカーニーマイヤーによりデザインされている、いわばニーマイヤーの聖地。

ブラジリア建築についてはこちら


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完全無欠の都市計画すぎてスケール感がぶっ壊れていたけど、青いガラスで有名なニーマイヤー弟子作のドン・ボスコ大聖堂と、直前に情報をもらっていたブラジリア大学は名建築すぎた。オスカーニーマイヤー見過ぎて若干過食気味になってブラジリアをあとにしました。

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日本で仕事がはじまってメールが飛び交うようになり、長期渡航中あるあるで足を引っ張られてることもあったのだけど、一方で新しいお話もチラホラ頂いたりしていて、毎晩ビール飲みながら先輩としょーもないことを延々と語ったり、クライアントさんから2020年のお守りみたいな言葉をもらったりしてすこぶる健やかに生きている。

そうこうしてたらアマゾンで虫にやられた腕もほとんど治癒したし、カードも少しずつ使えるように回復してきた。

気づけば今回の旅の4分の1が経過。
長かったブラジル旅ももうすぐ終わり。

先輩が帰路についてさみしくて死ぬかもしれない。
ネクストカントリー、パラグアイ!

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