僕の知らない君

※『spare』から派生したものです。



僕の知らない香りを纏い 今夜も君は
僕の腕をすり抜けたまま眠りに就く
君と彼の事を知らない僕だと思ってるの?
君の寝顔が憎らしいほど愛おしくて

君と背中合わせのベッドの中
どうか抱き締めさせて 夢の中


向き合えない心 噛み合わない会話
少しずつ でも確実にずれ始めた歯車
見つめ合う事も 触れ合う事もなく
増える嘘 逸らされる目 払われた掌

何故 言葉も交わさないまま
君は離れる事を選ぶの?
今 強引に引き留めたら
君は僕の目を見てくれるの?

僕の知らない服で着飾り 今夜も君は
僕の腕を拒んで駆ける 彼の許へ
君が彼の為に選んだ 綺麗になる術を
全てこの手で奪えたなら 取り戻せるの?

君の温もりが消えた部屋の中
せめて抱き締めさせて 夢の中


僕の知らない香りを纏い 今夜も君は
僕の腕をすり抜けたまま眠りに就く
君と彼の事を知らない僕だと思ってるの?
君の寝顔が憎らしいほど愛おしいけど

見慣れた君の寝顔を胸に焼き付け 去るよ
君の頬を ひとつ撫でたら ここを出ていく
君が眠っている間に 僕の精一杯の強がり
目覚めた時の君を想像したりはしない

君が安らかに眠る ベッドの中
そっと終止符を打とう 二人の仲




つまらない強がりは後悔しか生まないなと。
かっこ悪くても、ダサくても、
ありのままの気持ちを伝える事は
諦めちゃいけないと改めて感じました。

言わなくても伝わる想いなんて、
はっきり言ってありません。
言わなくちゃ伝わらないし、
言ったって “全て” は伝わらない。
“それでも伝えたい” という気持ちが大切で、
“言わなくても分かるでしょ” じゃ駄目。

これから先 (いつの事か分かりませんが…笑)、
僕と一緒に歩いてくれる人が現れたら、
こんなつまらない後悔だけはしないように
これでもか!ってくらい色んな想いを
伝えていけたらなと思います。

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