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『蕎麦を食いに行ってきた2023』

  ま、神田で蕎麦といやあ「まつや」か「やぶそば」だ。
今日は天気もいいので神田まで蕎麦を食いに行ってきた。
もっとも目的は蕎麦だけじゃあない。
来月のスキー用にワックスだのアンダーシャツなど
色々と物色も兼ねての東京行きだ。

半蔵門線の神保町で下車し、
本屋街で本など買い求めながら
ぶらぶらと神田に向かって歩いた。

この町はご存知だろうが、
本の町であり、スキー屋の町であり、
カレーやラーメンの激戦地でもある。
楽器店が多いのもこの町の特徴だ。

ちょうど昼飯時が終わった時間だ。
スキーショップは後回しにして
まず、蕎麦の名店「まつや」だ。
長蛇の列だったら「やぶ」だな。
などと
よしえさんと話しながら神田に向かった。

4人ほどが並んでいる。
これくらいなら並ぼうか
ということになり
冬のキリリとした空気の中
店前の歩道に並んだ。

程なく「お二人、どうぞ〜」と呼び込まれ
創業明治17年という老舗蕎麦処「神田まつや」の店内に座った。

まずは日本酒だな。
そして、葉わさびと蕎麦がき。

酒には蕎麦味噌が付いてくる。これがまた美味い。


葉ワサビは今の時期だけのメニューだ。ツンと鼻にくるワサビの香りと辛さがなんとも酒によく合う。


そばがきは寿徳庵(横浜・金沢文庫)のように葉の形で湯に浸かっている。しかし、ここのは何とも美味い。絶品!!とはこのことを言うのだと思う。

のんびりと酒を呑み、蕎麦前など食って
さて、蕎麦だ。

よしえさんは「天もり」だ。
二匹のデカいエビが付いてきた。
俺は「山かけ」を注文した。
ここの「山かけ」はすごいよ。
どんぶりの中は出汁で伸ばしたクリーミーな山芋と蕎麦だけだ。
そう、
どんぶりいっぱいの山芋の中に蕎麦が埋もれてるのだ。

そこらの「山かけ蕎麦」とは違うよ。
丹波産のつくね芋を使用してるってんだからね。
贅沢なもんだよ。

店内のあちこちで町内に住んでそうなおっさん連中が
昼間っから盛り上がって酒盛りなどしてる。
外で待ってる客のことなど誰も気にしてない。
そうそう、
彼らはチビの頃から親に連れられてこの店に来てたに違いない。
だから彼らには町内の蕎麦屋なんだよな。

天井はこんな感じ。レトロ。

酒も呑んだし、美味い蕎麦で腹もいっぱいになったし
大満足で店を出た。
外は相変わらず青空が広がって気持ちのいい天気だ。

さて、スキーグッズの物色だ。
久しぶりのスキー屋はもうすっかりスノボが店の半分を占めている。
ダボダボのズボン姿の若い衆があちこちにいる。
そうそう、客に外人も多かったな。
今回は新しく板を買う気はない。
買ったのはアンダーウェアとワックスなどだ。
ぶらぶらと何軒かの店に入ったのだが
欲しくなるような物がなかった。

でも、久しぶりにこの町の店に入ると
ワクワクするのは昔の気分に戻るからだろうか。

夕刻になってきてもまだ腹がすかないので
すずらん通りの画材と文具の「文房堂」で
ちょこっと買い物をしてから
珈琲でも飲んで休もう。
ということになった。

このお茶の水、神保町界隈は
老舗喫茶店の町でもあるのだ。
そして、
ちょいと大きな書店だと店内に喫茶部があったりする。

とにかく今日も明日もエアジンが休みなので
のんびりと遊んでいられる。

珈琲など飲んでるうちに夕刻になったので
焼き鳥でも食って帰ろうか。
ってんで焼き鳥屋に向かう途中だ。
イタリアンがあった。
ちょいとググってみたら
「神保町で大人なひと時を過ごせる♪
ワンランク上のダイニングで上質なイタリアン」
とある。

そうかあ、
焼き鳥やめてここにするか。
で、ここで小腹をなだめることになった。

ああ、休日だなあ。


たっぷり遊んで帰途についた。
横浜も面白いけど、
やっぱ東京も美味いし面白いな。

うめ。
 2023.30th January

・・・・・・
「横浜エアジン」
横浜に来たらぜひライブを聴きにお立ち寄り下さい。
エアジンは関内・馬車道通りにあります。
公式ホームページはここから。
https://www.airegin.yokohama
ライブ配信の「横浜エアジン商店」はこちらから。
https://umemotomusica.stores.jp


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