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リュックサックからカンガルー   「荷物の夢」

20代の頃某企業の健康管理室で仕事を一緒にした上司のナースと
役所?役所のロビーみたいな場所で会う。
彼女は背負っていたリュックサックを下ろした。
中から何やら動物を出した。リュックサックから顔を出したのはカンガルー(小さいからワラビー?)

「これ、広いところに放してあげてください」
みたいなことを言われ渡される。

カンガルーをリュックから出す。
やわらかくてあたたかくて
ウサギを抱っこした時みたい
とてもおとなしい

おびえている?元気がない?

広いところに放してって…いったいどこかに放したらいいのか?
動物園?
動物園じゃかわいそうだな…

と思う夢


25年くらい前から夢日記をつけている。何度か夢療法の連続講座なども受けたこともあるくらい、夢の世界に興味があるし、夢を大切なメッセージとして生活に生かしている。
今年は冬から春にかけて夢療法家養成講座のモニターをさせていただいたので、じっくり夢と向き合った一年だった。

モニターが終わり、数か月たち、坂内慶子先生に会いたいな~と思っていたらこの夢をみた。面白い夢だったのでオープンクラスに出ることにした。

月に一度のオープンクラスは、誰でも参加できる。集まった参加者全員で見た夢をシェアしあう。そのこに居合わせた人が見た夢は、すべて、自分と関係した夢と言っていいくらい。不思議なシンクロがあったりする。

他の夢分析などの先生がどんなふうに夢と繋がり、どのように夢を読み解いて行くのかはわからないけど、
坂内先生は
夢のストーリーで、「おかしい!」「これは変だ!」と思うところを探しなさいという。

これは、自分よりも、そこに居る参加者さんのほうがおかしいことに気が付きやすい。

私は元気のないカンガルーが問題で、このカンガルーは自分自身なんじゃないかと思っていたのだけど、夢の言わんとしていることは、そんなわかり切ったことじゃない、夢はもっともっとずばりと私の癖を指摘していた。

夢の中では身軽がいいんです。手ぶらが良い」

そう先生が言った瞬間
「この荷物は自分の荷物ではない」
ということに気が付いてしまった…

いくらかわいいカンガルーが入っていたとはいえ
この厄介な荷物は私のものではない。
これは上司の荷物。私が引き受ける必要はない。
どうしたら良いのか悩む必要もない。
これは、上司の問題であり、私の問題ではない。

荷、荷物、ナップザック、旅行鞄

あなたの計画、自己証明、人生に必要だと思っているものを表します。あるいは重荷を背負いながら生きているということ。他人の責任まで背負ったり、無駄な苦痛に耐えていること。重荷を下ろし、身軽に人生に挑みましょう。
(一部抜粋)

「夢は神さまからの最高のシグナル」著坂内慶子


今年見た初夢も、よく似たシチュエーションだった。
実家でくつろいでいたところ、いきなり弁当持参で友人が訪ねてきて、
あたふたしながらも、もてなすという夢だった。
その時も、いくら弁当持参とはいえ、突然訪ねて来た人にどうしてそんなに親切にするんだ、謎だ。と指摘された。

どうにも…お人よしなのである。

ようするに、現実の生活でも、そういう場面があって、
知らず知らずに、やらなくてもいいことを背負い込んでしまっていたり
見なくてもいい人の面倒まで見ている傾向があるようだ…

「私は受け取りません」と今ここで断言してください!
そして「境界線」をひきましょう。

確かに、そういう、よけいなものは引き受けたくない。ごめんだ。
なので…「もうこれからは受け取りません」と断言…したつもり。
せめて夢の中だけでも、自分の心地よいエリアを確保すると…決めたつもり。

もっと、もっと、時間をかけてみてゆくと
元気のないカンガルーのことも、わかるのだけど、
グループワークだったので、時間の関係でここまで。

今回は、人の荷物まで引きうけようとしていたお人よしの自分が良く分かった。それだけでも、すっきりした。
本当に何かが下ろせた感じがする、体感まであって驚いた。

坂内慶子先生のWebサイトはこちら…



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