~虎に翼~永遠の愛を誓わない
虎に翼が大好きなわけで…今日もまた、感じたことを書こうと思う。
虎ちゃんと航一さんがめでたく結ばれた。そうなることはわかっていたけど、どうなってそうなるのか楽しみだった。
「永遠を誓わない、だらしがない愛」
というのが二人の愛のカタチらしく、なるほど、それはすばらしい!と思った。
が、しかしである、これは、この言葉は、実話にもとづいているのだろうか、それとも、物語として、この言葉をつくったのだろうか、「はて?」と考えてしまった。
このシーンは優未ちゃんと同い年の母と一緒に見ていたのだけど、母曰く…
「それにしても、ずいぶんとすすんだ考えだなぁ…」と首をかしげていた。
そうであろう、だって、虎ちゃんは、私の祖母、と同じくらいの年齢。以前書いたが、祖母は戦死した夫の弟と再婚している、恋愛なんてものがこの時代にあったんだろうか…母が、「はて?」と思うのもよくわかる。
子供の頃、近所のおばあちゃんから、おじいちゃん(旦那様)と結婚した時のことをお聞きしたことがある。「写真だけ見せられて、ここに嫁に行ってくれと」、結婚まで、会ったこともなく、結婚式ではじめて、旦那さんになる人、実物を見た…という恐ろしい話だった。
相手を選ぶという選択肢はなく、親のいうなりだったと…
はたまた、今から30年くらい前になると思うが、光り輝くダイアモンドのCMのキャッチフレーズが「永遠の愛を約束する」とか、そんなんだった。ようするに、ダイアモンドのいつまでもかわらず、美しく光り輝く特質を、変わらぬ愛にあてはめて、男子は女子に贈っていた時代があったのだ。毎年一粒づつ、ダイアを買い、10個あつめて「sweet10」という、まるでスタンプラリーのよな、ドラゴンボールのような方法で、永遠の愛をつなぎとめる技も開発された。なんて物質的な!これまた、いろんな意味で、恐ろしい時代があった…
虎ちゃんと航一さんはその先を行っているのである。
ほんとに、今の時代となれば、「いろんなかたちの愛があっていいね」と思うし、「そもそも、永遠なんて言葉で縛らないでほしいわ」である。
とはいえ、勝手なもので、自分は永遠なんてことばで縛らないでほしいと思っていながらも、相手に対しては。永遠に愛してほしいと願ったり、矛盾もあったりする。
そんなわけで、愛って永遠にわからないものだと思うけど、とりあえず、よかったね。虎ちゃん、航一さん。
そして、これから、課題に取り組むっぽいけど、結婚、とか、恋愛とか、パートナーシップとは別のところに、「家族」はある。「家族」はチームワークだ。そして、ひとり親家庭であっても、子育ては、チームワークだと思う。稲さんがいてくれたように、家族じゃない家族の力も必要だと思う。
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