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おバカなマンガについての言い訳w

先日は当方拙作『モブの唄』をお読みいただきありがとうございました。

あ、未読の方、こちら↓です。大変くだらないのでお暇な方だけお読みくださいw。

…ふだんすばらしいnoteをモノしておられるフォロワーの方々にコメントを頂き、意外に思うとともに「なんだけっこうみんなバカなもの好きなんだな」と意を強くしております。

当方もともとギャグマンガ家(…最近は介護マンガが多いですが…)のつもりなので、やっぱりギャグで受けるのがもっとも気持ちいいです、ありがとうございました。

ただ一応言い置きますと、これは無料マンガのギャグだからワルノリをしたまでで、基本コピー&ペーストの濫用は行儀のいいことではありません。

誰もしないと思いますがw、仕事では基本やめましょう。漫★画太郎先生方面を目指すならまた別ですが…。

当方が語るのもおこがましいことですが、マンガの作り方に決まりや制約は基本的にはないし自由です。ただ自由だからこそ誠実さは問われると思うwやっていいからといってホントにやるかね、と言われたらカッコ悪いです。時間の許す限り、場面にあった絵を、手作りするのが本当だと思います。

実は当方のフォロワー様にはプロの漫画家先生が5人以上おられるので、怒られたらすぐ引っ込めようと思っていましたw。バカをやるにもこれでなかなか勇気がいるものです。

当節マンガもデジタル全盛で、作画は大変ラクな部分が増えていますね。線での効果だけでなく、やろうと思えば背景まで機械にやらせることができます。いや、他人の作った背景を(著作権的に問題がなければ)借りてきて使うことすら可能です。実際キャラだけ描いて背景は「アリモノ」というマンガもチラホラ…。

まあ前述のようにどう描いても自由です。自由なのですが、当方、読み手としては「作者さんの手づくりが読みたい」と…個人的には思います。

喫茶店に入ってアイスコーヒー頼んで、カウンターの奥で「業務用」注がれてたらやっぱりイヤじゃないですかwそんな感じです。マズくてもいい(ホントは良くないけど)から淹れてくれよ、というか…。

なので『モブの唄』はそういった流れにたいする逆パロディ(キャラが全部コピペで背景は描いたw)と味わっていただければ幸いです。

当方もデジタルで描く以上、便利な機能は知っておきたいし必要なら使います。ただアナログが長かったので、基本は手作り。なので一応自分なりの「リテラシー」があります。

やむなくコピーするにしても素材は自分の手作りで描く、ということ。

たとえば手描きだと非常に時間のかかる、自然物など。昔はこうでした。

↑「ラク」と書いてますが「点描よりはマシ」という意味ですw

今は急ぐときは「葉っぱ」「草」のパターンブラシを使います、ブラシは自作しています↓。

↑を自分で描いてくりかえし使うんですね。こういう素材も無料公開されていますが、それを使っちゃうと「もう俺じゃなくていいじゃん」になってしまう気がするので…w(仕事を取る身としてはの話で、趣味なら構わないと思いますが)

トーンなどもそう。自分でガラを描いて取っておきます。当方お気に入りはコレ↓。

ブタさんのトーンです。まだデジタル慣れしてないときに作ったので一部重なっちゃってますが…あ、もし使いたい人いたらどうぞDLしてくださいw

ヒマな時こういうの作りためておくんですね。で、忙しいとき使う。これならどっちも自分のやったことですから、一応手作りの範囲内かな…とは思います。

…でもまあ、結局あまり使わないwんですよね。描いてるときは描くのが楽しいので、やっぱり手で描いちゃったり…w

『モブの唄』は超絶コピペマンガと銘打ちましたが、その意味で一応、キャラも背景も当方の手描きではある。これは最低限守るべきラインだなと思っています。

…ただこんなことしたら早いは早いです。お話アドリブで考えながら、9ページ4時間で終わりました。『0・333…』は20ページで6日かかっています。誠実さが問われる、と思うのはこの部分ですね。

たまにワルノリのギャグならアリとしても、基本はじっくり手作りがいいな…と思います。

…しかしまあ難しいことはおいといて、10年以上死蔵されていた絵がひとつの笑いになったのなら足軽たちも浮かばれることでしょう。ありがとうございました<(_ _)>。

(追記)

たったいま(深夜ですが)、某誌で絶賛連載中のマンガ家K先生から(別にお知り合いというわけでもない、当方がファンなだけですが)「絶対、絶っっっ対、売れない漫画(笑)」というお言葉を頂きました。

大変嬉しく思います(^^)。

たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)