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 カンボジア産コオロギパウダーをつかったチョコレート「ecoco」がimperfectに登場!                             

 

表参道のケヤキ並木を望むカフェ&マーケット「imperfect表参道」は、「生活者だけでなく、世界や社会にもよいもの」をコンセプトに、チョコレートやナッツをつかったスイーツやアイスクリーム、コーヒーなどを提供しています。2023年4月17日より、株式会社エコロギーによる「地球にも生産者にも、買った人の心にも優しいチョコレート」を限定販売中。その気になるストーリーをご紹介します。

 
コオロギは食糧危機を解決するサステナブルな“食材”

世界の人口増加に伴い、将来のタンパク質危機が課題とされています。エコロギー社は、生命資源を循環的に活用することで、新たな食の循環やつながりをつくることを重視。そこで着目したのが、エコなタンパク源であるコオロギです。

同社では、2017年よりカンボジアの農家より買い取ったコオロギをつかった食品の製造・開発をスタート。焼き色不良などで、品質には問題はないものの廃棄されてしまう食品を使ってコオロギを育てることで、フードロスの削減にも貢献しています。さらにカンボジアの農家と協業しながら生産することにより、労働機会の創出や所得向上も実現しています。


 今回imperfectの店舗内で販売しているのは、「ecoco」と名づけられたチョコレートです。環境に配慮された製法で生み出されたコオロギをつかってつくられた、画期的な商品。かすかな香ばしさを感じるダークチョコレートで、コーヒーにもぴったりの味わいです。


「ecoco high cacao chocolate」には、 “Do well by doing good.”の活動に賛同した日新化工の「サステナブルチョコレートダークカカオ70%」が使用されている

1枚のecocoに活用されているフードロスは16.8gと、単体で大きなソーシャルインパクトをつくれるわけではありません。けれども、コオロギが身近な“食品”であることを多くの人が体感し、食べる人が増えていけば、より大きなインパクトにつながっていくのです。

食べて楽しむだけでなく、カカオの実のふるさとを守る意義も❢


ecocoのチョコレートの売り上げの一部は、ガーナのカカオ農家とおこなう2つのプロジェクトの活動資金に充てられます。

ひとつめが、「キャッサバを通じて女性たちが平等に活躍できる社会を!」というプロジェクト。世界第2位のカカオ豆生産国であるガーナでは、女性は農園主である夫や男性のサポート役として認知される傾向が強く、活躍できる機会が少ないことが課題といわれています。そこで女性の地位向上を目指し、ガーナの主食のひとつであるキャッサバの栽培、加工、販売を通じた経済的自立を応援。女性カカオ農家にキャッサバの種子を配布し、栽培方法を学ぶ機会や加工器具も提供しています。キャッサバを付加価値のある商品として販売できるようサポートしているのです。


タロイモとも呼ばれるキャッサバは、ガーナの主食のひとつ。日本では主に、タピオカの原料として活用されている

2つめのプロジェクトは、「カカオの森と生態系を守ろう!」というもの。世界的に増加しているカカオの需要や木材確保のため伐採が進み、森林減少が大きな課題になっています。そこでシェードツリー(日陰樹)の植樹を実施し、カカオの森を守るプロジェクトを実施。具体的には、カカオの木よりも大きく成長する原種の常緑樹を1~2万本提供しています。直射日光のあたるカカオの木は寿命が25~30年程度。常緑樹がカカオの木に日陰をつくることで50~80年は収穫できるようになるといいます。このプロジェクトは、カカオの森や生態系を守りつつ、カカオ農家の持続的な生産と収入確保を目標にしているのです。


持続的なカカオ生産のためには、日陰樹の植樹の必要性などを伝えることも重要だ

あなたの「おいしい」と、だれかの「うれしい」をつなぐカフェ「imperfect表参道」。今回の「ecoco」との出合いが、だれかの社会課題と向き合うきっかけになれば、と願っています。


Well Food Market & Café imperfect 表参道

Well Food Market & Café imperfect 表参道

東京都渋⾕区神宮前四丁⽬12-10表参道ヒルズ同潤館1F

TEL:03-6721-0766

営業時間 11:00~20:00

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