中国茶とスイーツのマリアージュ♪
中国茶とひとくちに言っても、烏龍茶や紅茶、ジャスミン茶など中国茶の種類はとっても豊富!
軽やかな澄みきった香りのお茶もあれば、どっしりとした香りをじんわり味わうお茶もあって、どれがどれやら…なんてことも。
そんな個性豊かな中国茶たちを、お菓子と一緒に気軽に楽しんでみませんか?
選んで楽しい、飲んでおいしい!
お茶やさんがお薦めするお茶とお菓子の組み合わせをご紹介します。
爽やかな台湾高山茶には和菓子がお薦め!
花のように清らかな香りが素晴らしい台湾茶の世界。
凍頂烏龍茶や阿里山烏龍茶など軽焙煎の軽やかなお茶たちと合わせるのにぜひお薦めしたいのが和菓子とのマリアージュです。
さらりとした餡やもちもちとした求肥の食感は台湾茶との相性がぴったり。こんなに合うものだったの!と感動していただけること必至なので、ぜひ一度お茶うけにおいしい和菓子を添えてみていただけたらと思います。
白あんのしっとりとした甘さが際立つ練り切りは、爽やかな凍頂烏龍茶との相性がぴったりでお薦めの組み合わせです。
餡の甘さを舌に残しつつ香りよい凍頂烏龍茶を飲み干すと、爽やかなお茶の香りが和菓子の繊細な甘さをそっと包み込んでくれます。意匠を凝らした練り切りや干菓子はお茶の時間に季節の移ろいを添えてくれるので、お客様をおもてなしするお茶会にもぴったりです。
夏場は葛菓子やようかんを添えて
初夏を過ぎて、蒸し暑さを感じる季節に入ったらつるりとした水ようかんや、くず餅を合わせてみては。
ひんやり清々しい甘さには阿里山や梨山などの高山烏龍茶がお薦めです。黒蜜特有のじわりとした甘さをさっぱりと流してくれますよ。
また添える際はぜひ冷茶ではなく、温茶を合わせてください。
冷たいお菓子で身体を冷やしたところに温かいお茶をいただくとホッとして、逆に暑さも遠のいていきます。
他にも黒蜜をたっぷりと垂らしたわらび餅や葛きり、漉餡の麩まんじゅうとも相性がいいのでぜひお試しください。
秋から冬はとっておきのきんつばを!
秋口から冬にかけて、寒くなる季節にぜひお試しいただきたいのが粒あんたっぷりのきんつばを合わせたティータイムです。
それも一手間かけるのがとっても重要。
弱火で温めたフライパンに真四角のきんつばをそっと乗せて各面十秒。しゅっと焼いて、出来たての風味と温かさを取り戻します。ほんのり香気の立ち昇るきんつばは、ついその場でほおばりたくなりますよ。
ほくほくの粒あんをほっこりほおばりながら、添えるのは旨味のある鉄観音や杉林渓烏龍茶などがお薦め。浅煎りの爽やかなものもいいですが、少し香ばしいお茶に合わせると、たき火に身体を温められているような幸せな気持ちでいっぱいになります。
手軽なところではたい焼きとの組み合わせもばっちりなので、ぜひそちらもお試しくださいね♪
台湾紅茶は和菓子との相性がぴったり!
ご存じの通り、英国紅茶は独特の華やかな香りとスッキリした渋みが特徴のお茶です。紅茶の持つ渋み成分タンニンがバターや玉子のコクとよく合うため、紅茶をいただく時にはケーキなどの洋菓子を選びたくなりますよね。
でも台湾や中国で作られる中国紅茶はもう少しふんわりと柔らかな印象です。
言うなれば『渋みの少ない、蜂蜜の香りのする紅茶』。
渋みが少なく飲みやすい紅茶なので、普段紅茶をあまり飲まない方にもお薦めです。そんなお茶に合わせるお菓子として、まずお薦めしたいのが蜂蜜や黒糖を使ったお菓子たち。カステラやかりんとうなど、昔ながらのお菓子です。
蜂蜜の香りのするお茶に、同じ蜂蜜や黒糖のお菓子を合わせちゃうの?と思われれるかもしれませんがよかったら一度、文明堂のカステラと台湾紅茶を組み合わせてみてください。
意外なほど香りが溶け合っておいしいんですよ!
もう少しあっさりした所では、白あんベースの栗まんじゅうなんて組み合わせもお薦めです。ざりっとしたインゲンの舌触りが紅茶の余韻とよく合います。
もちろんあんこを使ったおまんじゅうとも相性ばっちりなので、おうちで気軽に楽しんでみてくださいね。
じんわり薫る白芽奇蘭や鉄観音にはドーナツを
しっかりとした味わいのある中国茶にはぜひドーナツを合わせてみて。
少ししつこいかな?と思うくらいフィリングたっぷりのの甘いドーナツと合わせてもお茶が全部さっぱり洗い流してくれます。
秋向きなのはスイートポテト!ミルキーな味わいのスイートポテトや栗たっぷりのモンブランとも相性抜群です。ぜひ秋を感じられるお菓子と一緒に楽しんでください♪
ちなみに白芽奇蘭は蘭の香りがするとも言われている中国茶で、煎を重ねる毎に味わいが変わる不思議なお茶。じんわりとした芳醇な香りはどこか紅茶に通じる風味もあって、しっかりとしているのに華やかです。
紅茶好きさんには入りやすい中国茶かもしれません。
個性豊かな中国茶、台湾茶たち。
このお茶に合わせるならこのお茶菓子が正解、などという答えはもちろんありませんが、お茶やの主人の誘いに乗っかって、まずは話半分、お試し程度にお菓子をかじってみませんか?
おもてなしの参考にもしていただけたら嬉しいです。
それでは!
今回ご紹介した白芽奇蘭はこちらで購入いただけます♪
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