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【就活生向け】強みを見出す

自己分析をする際の必須事項である「強み」。
ビジネスパーソンにとって、強みとは仕事のパフォーマンスにも直結する重要な事項です。

ESや面接においても、直接的な問いがあるかどうかは置いておいて、志望者の強みを見抜こうとすることでしょう。

このように、強みは選考を勝ち抜いていく中でも重要なポイントとなりますが、皆さんは、自分自身の強みを的確に、そして最大限言語化出来ているでしょうか?

自分の強みが良く分からない、しっくりきていないという方は、本記事が参考になれば幸いです。

まず、強みを見出すステップについて解説を記載しますが、イメージしにくい点もあると思いますので、解説の後に具体的な例を挙げていきます。

【ステップ1】過去の問題解決体験、成功体験を洗い出す
・小学校~大学まで、小さなことから大きなことまで洗い出しましょう。
・強みを見つけることが目的ですので、問題や課題などが念頭にない体験(特に意識していないが、上手くいったこと)でも問題ありません。

【ステップ2】自分のタイプを特定する
・ステップ1で出てきた体験の共通点を考え、自分のタイプを特定しましょう。
・タイプというのは、得意分野というような意味合いです。
・思考力と行動力と社会性(周囲との関わり方)の3点で考えると、ビジネスパーソンとして期待される強みにも繋がりやすいです。
※強みのタイプ分析です。必ず成功体験と紐つけて特定しましょう。

【ステップ3】強みを特定する
・ステップ2で特定したタイプを支える能力(=強み)を特定していきます。
・なぜ、そのようなタイプとなっているのか、要素に分解して考えてみましょう。

【ステップ4】強みの形成に影響を与えた要素を特定する
・人によって、強みは異なりますが、それは人の性格や価値観、経験が影響しています。
・強みを形成していった自身の性格や価値観、経験についても理解を深めておくようにしましょう。

【ステップ5】言語化する
・一言で、「○○する力」というのも悪くはないですが、考え方(思考)とアウトプットする(行動、社会性)がかみ合って、発揮されるものだと思います。
・思考力×行動力×社会性それぞれで強みを抽出し、ケースバイケースで組み合わせてPR出来るようにしておきましょう。


ここから、強みの具体例を挙げますが、タイプや強みの違いについて、スポーツ(野球)を例にイメージを持ってもらいたいと思います。
※野球を全く知らないという方、申し訳ございません。

◆タイプ
野球では、走攻守(野手)+投げる(投手)があります。
ここでは、「走」をタイプとしてみます。

◆強み
走るを分解すると、走塁と盗塁があります。
ここでは、「盗塁」を強みとしましょう。

◆強み形成の要素
盗塁を強みとしているのは、スピードだけではなく、タイミングを計る観察力やタッチをかい潜る技術、リードの上手さなどもあるでしょう。

上記のように、単に「走」が強みですというのではなく、「盗塁」が強みですというところまで、落とし込めると両者の認識が合いやすくなります。また、観察力という要素が出てくることで、「盗塁」以外へのつながりや広がりも生まれます(観察力があれば、打つことも上手くなる可能性があるかもとか)。


次に、ビジネスパーソンとしての強みについて、例を挙げていきます。(過去の体験は省略)
◆タイプ
・自分で考えて、工夫するタイプ
・人からかわいがられるタイプ

◆強み
(思考力)前例やセオリーに捉われない
(行動力)コツコツ積み上げる
(社会性)壁を作らない

◆強み形成の要素
(思考力)大学での研究を通じて。
(行動力)部活や学業で地道な努力の重要性を知っているし、そのようにやってきた。
(社会性)どんな人にも敬意を持つという信念がある。

◆言語化
私の強みは、セオリーに捉われすぎず、創意工夫することです。また、地道に行動を積み重ねることで、成功まであきらめずに取り組みます。また、どんな人にも敬意を持つという信念のもと、周囲と壁を作らずに連携出来ることも目標を成し遂げる点で強みであると考えています。
※ここまでで、127字。エピソードや強みを仕事でどう活かすかを加えても十分に仕上げられます(場合によっては、行動力や社会性の強みを削る)。


最後に2つ。
1つは、強みを正確に把握しておくと、ビジネスパーソンになってから、成果を出しやすくなります。私自身、仕事での成功体験の要因を深堀りすると、学生時代の成功体験(大した成功ではありませんが)から抽出した強みとかなり重なっています。選考に通るためという視点だけではなく、自分を高めていくという意味でもしっかり向き合えると良いと思います。

次に、どんなに客観視しても、自分自身では見えない強みがあります。
他者の視点でエピソードを深掘りしたり、他者が違う角度で物事を見ることで、自分では気づかなかった強みが見えてきますので、自分以外の人からのフィードバックをもらうことをオススメします。
その際には、単純に「私の強みって何かな?」と聞くだけではなく、上記のステップで話を聞いてもらい、アドバイスをもらうようにしましょう。

なお、私は、就活における強みという点では、社会人の視点が入った方が良いと考えています。
私達Face合同会社では、就活生を対象に強みを引き出す1on1無料で行います。
興味のある方、周囲に相談できる社会人がいない方は、是非お申込みください。


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