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【読書記録】『夜明け前(が一番暗い)(朝日新聞出版)』

▼著者は武道家、思想家で神戸女学院大名誉教授の内田樹氏。週刊誌「AERA」の連載コラム103本が纏められている。▼コロナ禍の入り口から直近のウクライナ侵攻まで、時事的な問題が扱われている。▼新自由主義的、反知性的な価値観を著者は批判する。そして、弱者が見捨てられ統治者らが強権的に振る舞いがちな現況を憂いている。▼強い言葉で「論破」するような内容ではない。ソフトかつ高い知性が感じられる表現を用いて、しかしはっきりと読者に様々な問題を提起している。ディベートの教材として、高校生が読んでも良い内容だと感じた。

内田樹著『夜明け前(が一番暗い)(朝日新聞出版)』
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