ドライブと映画

父が7人乗りの中古車を買った。夏休みにその車で両親＋僕の家族で旅行することになっている。交代で運転するので事前に練習をすることになった。

道が空いてる時間に練習したいので早朝開始となり、父がうちまで迎えに来てくれた。父だけかと思ったら、後部座席に母もいた。仲のよろしいことで。

てっきり高速に乗って次のインターで降りるくらいかと思っていたのだが、行き先を聞いてみると隣の県だった。まあ、親子だけのドライブなんてこの先あるかどうかもわからないしいいか。仕事のこと、子どものことなんかを話しながらドライブを楽しんだ。

トンネルで父が僕に話しかけてくると「今、トンネルだから集中させてあげて」という母と、待ちきれずトンネルを出るか出ないかのところで話しかけてくる父。いいコンビだ。

トイレ休憩で寄ったサービスエリアで母が信玄餅を買ってくれた。僕は子どもの頃から信玄餅が大好きなのだ。やったー。

3時間のドライブを終えて家に戻るとエアコンが壊れていた。

最近、真夜中に目を覚ますとピピピ、ピピピと謎の電波を受信し続けていたり、冷房の設定温度がいつのまにか31度になっていたりと調子が悪かったのだ。これからますます暑くなるっていうのにどうしよう。
と思っていたら、翌日には復活していた。この夏の暑さのせいで過重労働をさせすぎたためにストライキでも起こしたのかもしれない。これからは適宜休息をはさみつつ、騙し騙し使っていこうと思う。

今回の件で気付いたのだが、どうやら妻は、エアコンのことを他の家電に比べて下に見ている。ただの空気を冷やしたり暖めたりすることしかできないヤツだと思っているようだ。それがめちゃくちゃ大事なんですけどね。

洗濯機の方がよっぽど複雑な作業を毎日こなしているじゃない。
それにエアコンは稼働日数だって少ないし。
それなのに壊れるなんて、と不満そうだ。

いやいや、エアコン様あっての快適な暮らしですからね。そんなキツイこと言わないであげて。

午後は娘と映画を観に行った。娘が好きなYouTuber？アイドル？のすとぷりの映画だ。
驚いたことにお客さんのほとんどが10代と思われる女の子だった。親と観に来ている子もいたが、お母さんと。会場内におじさんは僕だけだった。
娘にも「ママとくれば良かった」と言われてしまい、父親の限界を感じた。これから本格的に推し活とかをする様になったら妻に頼むしかなさそうだ。

映画の前にゲーセンでクレーンゲームをしたり、映画の後も駄菓子を買ってあげたりと散財していたら娘から「私を甘やかしすぎてる」とクレームが入った。

なんてことだ。とても親に信玄餅を買ってもらって喜んでる人間の子どもとは思えない。

娘を見習おうと思った。