この魔法世界において筋肉は最強Ⅲ
第三章「俺たちは死神。命を奪って形を成す」
よければ先に第一章、第二章をご覧ください。(無料です)
【登場人物】
<カスミ>
巨大な杖を持つ少女。しかし魔法は使わない。
筋肉男に助けられて行動をともにする。
<筋肉おばけ>
縮めて筋肉男(きんにくお)。屈強な肉体を持ち、素性は謎に包まれている。
寡黙で、どんな状況でも落ち着いた声色で喋る。
世界を変えるために、王都グランマジックを目指しているらしい。
<イレーザー>
死神と呼ばれる男。やさしげな顔に残る傷跡が特徴。
<ナトー>
死神と呼ばれる少女。顔に火傷のあとがある。死霊を操る魔法が得意なネクロマンサー。
<マーニード・ホークス>
ギルド、バレットホークスの代表。
表向きは護衛を専門としているが、その実態は殺し屋を多く抱える裏ギルドである。
若くして成りあがった彼は常に自信にあふれており、私生活も派手なことで有名。
<ビルト>
古くからホークスに仕える用心棒。かなりの実力者で、ホークスとは高い報酬をもらえることから利害関係が一致している。
【あらすじ】
オーデラン王国の王女であり、王国魔術団の団長を務めるリタリの結婚式を破壊したカスミと筋肉男。
リタリの真っ向からぶつかった2人は心から和解する。
そうしてオーデラン王国をあとに、本来の目的である王都グランマジックを目指し始める。
一行は道中に通るキルト王国を迂回するために霧の深い森へ足を踏み入れる。
一方で、護衛専門ギルド「バレットホークス」から死神と呼ばれる男が2人のもとへ向かっていた。
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